東証グロ-ス指数は反発、買い一巡後は上値の重い展開
*16:51JST 東証グロ-ス指数は反発、買い一巡後は上値の重い展開
東証グロース市場指数 853.66 +7.37/出来高 1億1324万株/売買代金 1107億円東証マザーズ指数 666.61 +6.34/出来高 8329万株/売買代金 976億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって反発、値上がり銘柄数は331、値下り銘柄数は189、変わらずは26。
本日のグロース市場は堅調な展開となった。週明け16日の米国株式市場のダウ平均は続伸。政府、同盟国が中東情勢を巡り外交的解決に向けた取り組みを進めていることを受けてさらなる深刻化懸念が後退した。また、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁やグールズビー米シカゴ連銀総裁の発言を受けて金利先高観が後退してハイテク株も買われた。ナスダック総合指数は大幅反発、終日堅調に推移した米株市場を横目に、本日の東証グロ-ス指数は反発した。マザーズ指数やグロース市場の時価総額上位銘柄中心に構成される東証グロース市場Core指数は上昇スタートとなった。朝方は米株高を引き継いで、直近の下落に対する一旦の買い戻しが向った。
ただ、米長期金利が上昇し、中東情勢など不透明感が強まるなか、バリュエーション面での割高感が意識されやすい新興株を買い進む動きは乏しく、じりじりと上げ幅を縮小した。そのほか、今晩は米国で9月小売売上高の発表を控えており、これを見極めたいとする動きも広がり、買い一巡後は上値の重い展開となった。
個別では、「政府、中小企業のロボット導入など後押し」報道を材料視されたアルファクス<3814>が17%高のストップ高で値上がり率トップに、自社株取得枠の拡大を好感されたジェイドグループ<3558>が13%高となった。また、23年10月期業績予想及び配当予想の上方修正を発表したナレルグループ<9163>が6%高となった。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>やフリー<4478>などが堅調に推移、値上がり率上位には、アジャイル<6573>、ファーストアカウンティング<5588>などが顔を出した。
一方、前日から売り優勢の展開が続いているバリュエンスホールディングス<9270>
が15%安で値下がり率トップに、上期累計の営業利益が前年同期比63.6%減の2400万円に大きく落ち込んだマーキュリーRI<5025>が11%安となった。また、23年9月期業績予想の下方修正を発表したビジネスコーチ<9562>が7%安となった。時価総額上位銘柄では、カバー<5253>やJTOWER<4485>などが軟調に推移、値下り率上位には、データホライゾン<3628>、アララ<4015>などが顔を出した。その他、本日上場したケイファーマ<4896>の初値は、公開価格を7.9%下回る875円となった。
東証グロース市場Core指数では、ビジョナル、ジーエヌアイ<2160>など上昇した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 3814|アルファクス | 658| 100| 17.92|
2| 6573|アジャイル | 789| 100| 14.51|
3| 3558|ジェイドG | 1585| 190| 13.62|
4| 5588|ファーストA | 2390| 240| 11.16|
5| 7369|メイホーHD | 2997| 262| 9.58|
6| 3995|SKIYAKI | 472| 41| 9.51|
7| 5592|くすりの窓口 | 1524| 132| 9.48|
8| 5577|アイデミー | 1723| 138| 8.71|
9| 6049|イトクロ | 352| 26| 7.98|
10| 4391|ロジザード | 1315| 95| 7.79|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 9270|バリュエンス | 1778| -326| -15.49|
2| 3628|データHR | 1445| -259| -15.20|
3| 4015|アララ | 616| -109| -15.03|
4| 4270|BeeX | 3410| -440| -11.43|
5| 3987|エコモット | 598| -76| -11.28|
6| 2351|ASJ | 652| -82| -11.17|
7| 5025|マーキュリーRI | 598| -74| -11.01|
8| 9562|ビジネスコーチ | 1150| -92| -7.41|
9| 9338|INFORICH | 3720| -280| -7.00|
10| 7363|ベビーカレンダー | 1820| -135| -6.91|
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