東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯か
2025年03月28日 08:05
市況・概要
*08:05JST 東証グロース市場250指数先物見通し:売り買い交錯か
本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買いが交錯しそうだ。前日27日のダウ平均は155.09ドル安の42299.70ドル、ナスダックは94.98pt安の17804.04ptで取引を終了した。トランプ大統領が発表した自動車関税を懸念した売りが続き、寄り付き後、下落。その後、雇用関連や国内総生産(GDP)など指標が堅調な経済を示し一時上昇に転じた。しかし、関税を巡る不透明感がくすぶったほか、インフレ高止まりの思惑で長期金利の上昇が嫌気され、終盤にかけ相場は再び下落し終了。本日の東証グロース市場250指数先物は、売り買いが交錯しそうだ。月末・年度末による、ドル買い需要や、パッシブ運用の配当落ち分のヘッジ買いニーズが観測され、25日移動平均線が下値支持線として期待される。一方、今晩米国で、2月個人消費支出や3月ミシガン大学消費者マインド指数の発表を控え、ポジション整理の動きが強まる可能性もある。本日上場のIPOは、プログレス<339A>(想定時価総額147億円)、トヨコー<341A>(想定時価総額91.2億円)とやや大きく、需給の緩みには留意したい。なお、夜間取引の東証グロース市場250指数先物は前営業日日中終値比変わらずの660ptで終えている。上値のメドは670pt、下値のメドは650ptとする。
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