今日の為替市場ポイント:米長期金利の下げ止まりを意識して円買い抑制も
2025年10月20日 07:50
市況・概要
*07:50JST 今日の為替市場ポイント:米長期金利の下げ止まりを意識して円買い抑制も
17日のドル・円は、東京市場では150円45銭から149円38銭まで下落。欧米市場では149円59銭まで売られた後、150円64銭まで反発し、150円60銭で取引終了。本日20日のドル・円は主に150円台で推移か。米長期金利の下げ止まりを意識してリスク回避的な円買いは抑制される可能性がある。
報道によると、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は10月17日、米国と中国がレアアース(希土類)の輸出を規制しない合意に達することを期待しているとの見方を伝えた。そのような制限がなされた場合は経済成長に重大な影響を与えると指摘した。一方、中国側は、「輸出管理厳格化は通常の貿易フローを損なうものではない」と説明している。商務省が9日に発表した声明では、中国産レアアースが使用された製品を輸出する外国企業は同省から輸出ライセンスを取得する必要がある。レアアースの採掘、磁石の製造、鉱物のリサイクルに関する技術も同省の許可がない限り禁止されることになっていた。中国が新たな規制をどのように施行するか、今後の対応が注目される。
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