東証グロ-ス指数は反発、日銀会合通過で安心感
*16:59JST 東証グロ-ス指数は反発、日銀会合通過で安心感
東証グロース市場指数 834.19 +8.78/出来高 8887万株/売買代金 785億円東証マザーズ指数 648.36 +7.42/出来高 6315万株/売買代金 641億円
本日のグロース市場は、グロース市場指数、マザーズ指数はそろって反発。値上がり銘柄数は352、値下がり銘柄数は165、変わらずは29。
前日30日の米株式市場でダウ平均は4日ぶり反発。イスラエルによるガザ地上戦作戦が慎重に進められているとの判断から脅威が緩和したことや、連邦準備制度理事会
(FRB)が今週開催する連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げを見送るとの観測を受け終日堅調に推移した。ナスダック総合指数は1.16%高だった。
今日のグロース市場は、日銀金融政策決定会合の結果発表を受け、底堅く推移した。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は1.34%高となった。今日まで開かれた日銀の金融政策決定会合の結果待ちで、前場は様子見ムードの強い展開となった。後場寄り前に、日銀が長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)を再び修正すると決めた一方、大規模な国債買い入れで金利の上昇ペースは抑える意向が伝えられると、市場では安心感がやや優勢となり、ごごは底堅い動きとなった。ただ、日本時間2日未明に米連邦公開市場委員会
(FOMC)の結果発表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見がひかえていることもあり、上値追いには慎重だった。
個別では、前日急落の反動で買い戻しが優勢だったAiming<3911>、クシム子会社の大量保有が引き続き材料視されたアクアライン<6173>、75日線を明確に上回り先高期待高まったティムス<4891>が上げた。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<4194>
やJTOWER<4485>が上昇。値上がり率上位には、メドレックス<4586>、エコナビスタ<
5585>などが顔を出した。
一方、第三者委員会の委員全員が退任し調査報告書を受領できなくなったルーデン<
1400>、前日大幅高の反動安となったテクノロジーズ<5248> 、前日大幅安の売り優勢地合いが継続したアルー<7043>が下げた。時価総額上位銘柄では、フリー<4478>
やカバー<5253>が下落。値下がり率上位には、アマナ<2402>、アジャイル<6573>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6173|アクアライン | 890| 150| 20.27|
2| 3911|Aiming | 251| 26| 11.56|
3| 4586|メドレック | 148| 11| 8.03|
4| 4013|勤次郎 | 1220| 86| 7.58|
5| 5585|エコナビスタ | 2683| 189| 7.58|
6| 4576|DWTI | 146| 10| 7.35|
7| 9270|バリュエンス | 1541| 105| 7.31|
8| 7676|グッドスピード | 758| 48| 6.76|
9| 4413|ボードルア | 2542| 160| 6.72|
10| 5244|jig.Jp | 343| 21| 6.52|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 1400|ルーデン | 78| -42| -35.00|
2| 2402|アマナ | 99| -48| -32.65|
3| 6573|アジャイル | 494| -100| -16.84|
4| 7043|アルー | 717| -47| -6.15|
5| 6085|アキテクツSJ | 411| -26| -5.95|
6| 5248|テクノロジーズ | 2810| -140| -4.75|
7| 4068|ベイシス | 1581| -78| -4.70|
8| 7373|アイドマHD | 1745| -82| -4.49|
9| 7776|セルシード | 319| -14| -4.20|
10| 5027|AnyMind | 604| -26| -4.13|
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