NY為替:FOMC議事要旨は政策据え置きを示唆、ドルは下げ渋る
2025年02月20日 07:35
市況・概要
*07:35JST NY為替:FOMC議事要旨は政策据え置きを示唆、ドルは下げ渋る
19日のニューヨーク外為市場でドル・円は151円91銭から151円25銭まで下落し、151円48銭で引けた。米1月住宅着工件数が12月から予想以上に減少し景気見通しが悪化しドル売りが優勢となった。また、日銀の利上げ継続観測を受けた円買いも一段と強まった。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した1月連邦公開市場委員会(FOMC)議事録ではインフレ鈍化を巡り一段と進展が見られるまで、政策を維持する方針が再確認され、ドル売りが後退した。同時に、量的引き締めの減速などの協議が明らかになり10年債利回りが低下に転じたためドルの戻りも限定的となった。
ユーロ・ドルは1.0441ドルへ上昇後、1.0401ドルまで下落し、1.0424ドルで引けた。ショナーベル理事が「利下げの一時停止、または、終了について議論する必要に迫られるだろう」と発言し、欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測を受けたユーロ売りが後退。その後、米ウクライナ首脳の対立を受け停戦期待が弱まりユーロ売りが再開した。ユーロ・円は158円50銭から157円72銭まで下落。ポンド・ドルは1.2606ドルまで上昇後、1.2563ドルまで下落した。英国の1月インフレ加速でポンド買いが一時強まった。ドル・スイスは0.9023フランへ下落後、0.9046フランまで上昇した。
<MK>
