NY株式:NYダウは11ドル安、インフレ加速で大幅利下げ期待後退
2025年08月15日 05:31
市況・概要
*05:31JST NY株式:NYダウは11ドル安、インフレ加速で大幅利下げ期待後退
米国株式市場は小幅反落。ダウ平均は11.01ドル安の44911.26ドル、ナスダックは2.47ポイント安の21710.67で取引を終了した。
生産者物価指数(PPI)が3年ぶり大幅な伸びとなったため、大幅利下げ期待の後退で寄り付き後、下落。終日軟調に推移も、利下げ軌道は変わらずとの見方やアマゾン(AMZN)などのハイテクが強く、相場を支えた。終盤にかけて下げを縮小し、終了。セクター別では小売・銀行が上昇した一方、耐久消費財・アパレルが下落した。
半導体インテル(INTC)はトランプ政権が同社株の取得も協議したとの報道で、上昇。農機具メーカーのディア(DE)は第3四半期決算で減収減益となったほか、通期の利益見通し下方修正が嫌気され、下落。高級ブランドのコーチ、ケイト・スペードを展開するタペストリー(TPR)は通期業績見通しが関税などの影響がひびき、市場予想に満たず売られた。ディスカウント小売りのターゲット(TGT)は、化粧品小売アルタビュ―ティー(ULTA)との提携を2026年に解消する計画を発表し、下落。
半導体関連企業のアプライド・マテリアルズ(AMAT)は取引終了後に第3四半期決算を発表。増収増益となったが第4四半期の純売上見通しが予想を下回り、時間外取引で売られている。
(Horiko Capital Management LLC)
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