CRI・MW---1Qとしては過去最大級の営業利益(前期比3.7倍)、ゲーム事業・エンタープライズ事業ともに好調に推移
*11:59JST CRI・MW---1Qとしては過去最大級の営業利益(前期比3.7倍)、ゲーム事業・エンタープライズ事業ともに好調に推移
CRI・ミドルウェア<3698>は13日、2025年9月期第1四半期(24年10月-12月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比28.1%増の8.61億円、営業利益が同277.8%増の1.36億円、経常利益が同295.2%増の1.46億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同313.3%増の1.01億円となった。
ゲーム事業の売上高は前年同期比19.5%増の4.79億円、セグメント利益は同69.9%増の0.65億円となった。同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」等の国内許諾売上は、予定どおり進捗したものの、前年同期に料金体系変更による駆け込み需要があったため、減少した。海外向けは、中国において第3のOSがローンチされた効果と、欧米圏で新規の許諾売上を複数獲得したこと等により、増加した。ツーファイブが行う音響制作は、新規顧客を含めた大型の音声収録業務を複数受注したことにより、四半期最大の売上・利益を達成した。なお、「CRI TeleXus」への研究開発投資は同セグメントにおいて継続して行っている。
エンタープライズ事業の売上高は同40.7%増の3.82億円、セグメント利益は0.70億円(前年同期は0.02億円の損失)となった。組込み分野の売上は、カラオケ案件で大型の許諾売上があったこと等により、増加した。モビリティ分野の売上は、新製品となる車載メーターグラフィックソリューション「CRI Glassco(シーアールアイグラスコ)」が本格的に立ち上がり、許諾売上が増加したこと等により、増加した。クラウドソリューション分野の売上は、R&Dフェーズへのシフトのため、受託業務量を減らしたことにより、減少した。
2025年9月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比6.1%増の33.60億円、営業利益が同4.2%増の3.84億円、経常利益が同2.8%増の3.94億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同2.5%増の3.12億円とする期初計画を据え置いている。
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