フィスコニュース

NY株式:NYダウは135ドル高、金利低下を好感

2025年08月27日 05:40 市況・概要

*05:40JST NY株式:NYダウは135ドル高、金利低下を好感 米国株式市場は反発。ダウ平均は135.60ドル高の45418.07ドル、ナスダックは94.98ポイント高の21544.27で取引を終了した。

連邦準備制度理事会(FRB)の独立性を巡るリスクを警戒、長期金利の上昇で、寄り付き後、下落。その後、長期金利が低下に転じるに連れ買戻しが強まり、上昇に転じた。終盤にかけて明日の半導体エヌビディア(NADA)決算を期待した買いも支援し、上げ幅を拡大し、終了。セクター別では自動車・自動車部品、半導体・同製造装置が上昇、電気通信サービスが下落した。

半導体のアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)はIBM(IBM)と量子セントリックスーパーコンピューティングを巡り提携を発表し、上昇。ITサービス・コンサルティングのIBM(IBM)も買われた。衛星広域帯通信ソリューションのエコスター(SATS)は通信のAT&T(T)と同社のスペクトラムライセンスを230億ドルで購入することで合意したと発表し、上昇。AT&T(T)は売られた。

製薬会社のイーライ・リリー(LLY)は開発中の経口肥満薬を巡る後期治験で目標達成したため規制当局への承認申請開始期待で買われた。防衛のRTX(RTX)やロッキード・マーチン(LMT)は政府が防衛企業の株取得も視野に入れていることをラトニック商務長官が明らかにし、それぞれ上昇。携帯端末のアップル(AAPL)は9月9日に新製品イベント開催を明らかにしたほか、人工知能(AI)強化でパプレキシティ買収を検討しているとの思惑に、買われた。航空機メーカーのボーイング(BA)はトランプ大統領と韓国大統領との会談後、大韓航空からの5968機受注で、上昇。ヘルスケアのユナイテッドヘルス(UNH)は司法省が同社の処方箋薬管理サービスなどを巡り調査を進めているとの報道が嫌気され、下落。

トミー・ヒルフィガーなどのブランドを運営する衣料品メーカー、PVH(PVH)は取引終了後に第2四半期決算を発表。調整後1株当たり利益や通期見通しが予想を上回り、時間外取引で買いが先行している。


(Horiko Capital Management LLC) <ST>

フィスコニュース


一覧へ