日経平均は417円安でスタート、古河電工やフジクラなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;38359.67;-417.27TOPIX;2713.98;-22.55
[寄り付き概況]
25日の日経平均は417.27円安の38359.67円と反落して取引を開始した。東京市場が3連休中の前週末21日の米国株式市場で、ダウ平均は748.63ドル安、ナスダックは438.35pt安。医療保険会社のユナイテッドヘルスの下落が株価の重しとなったほか、ミシガン大消費者信頼感指数や中古住宅販売件数を受け成長減速懸念が広がり、株価を押し下げた。昨日24日のダウ平均は33.19ドル高、ナスダックは237.08pt安。長期金利の低下が株価の支えとなる一方、予想を下回った経済指標などで成長減速懸念が広がり株価の重しとなった。ナスダックは半導体エヌビディアの決算を警戒し、終日軟調推移した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。東京市場が3連休中の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。中でも、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が2営業日合計で3.38%下落、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が同じく5.78%下落とダウ平均(2営業日通算で1.62%下落)に比べて下落率が大きく、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価を抑える要因となった。また、外為市場で1ドル=149円90銭台と、21日15時30分頃と比べ50銭ほど円高・ドル安に振れたことが輸出株などの買い手控え要因となった。一方、東京市場が3連休中の海外市場で米長期金利が低下したことなどが東京市場の株価の支えとなった。また、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本の5大商社への投資拡大に意欲を示したと報じられたことも投資家心理を前向きにさせたが、寄付き段階では売りが優勢だった。
セクター別では、非鉄金属、銀行業、輸送用機器、機械、電気機器などが値下がり率上位、卸売業、電気・ガス業、海運業、陸運業、医薬品などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、古河電工<5801>、フジクラ<5803>、リクルートHD<6098>、ディスコ<6146>、日立<6501>、日産自<7201>、ソフトバンクG<9984>、三菱重<7011>、ルネサス<6723>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト
<6857>、川崎重<7012>、レーザーテック<6920>、楽天グループ<4755>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>などが下落。他方、三菱商<8058>、住友商<8053>、伊藤忠<8001>、丸紅<8002>、三井物<8031>、キヤノン<7751>、中外薬<4519>、オリンパス<7733>、任天堂<7974>、東京海上<8766>、ホンダ<7267>などが上昇している。
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