PBシステムズ--- 26年9月期は増収大幅増益で復調計画、中間配当も導入
*08:31JST PBシステムズ--- 26年9月期は増収大幅増益で復調計画、中間配当も導入
PBシステムズ<4447>は11月13日の大引け後、2025年9月期決算を発表した。売上高は前期比15.2%減の2,634百万円、営業利益は同65.5%減の124百万円、経常利益は同64.9%減の127百万円、当期純利益は同66.5%減の85百万円で着地した。
セグメント別で見ると、セキュアクラウドシステム事業の売上高は前期比16.6%減の2,553百万円、セグメント利益は同63.5%減の144百万円と減収減益となった。三つの柱(基幹システムのハイブリッドクラウド、サイバーセキュリティ、スマートファクトリー)の推進に積極的に取り組んだ。仮想化基盤のリプレイス案件と首都圏顧客の案件が増加し、ハードウェア販売と業務システムの開発案件も一定の伸びをみせた。反面、中規模案件の積み上げが計画通りに進捗せず、売上高は前期を下回った。利益面では、利益率の高いハードウェア・ソフトウェア販売案件が低調に推移したことに加え、人員増やエンジニアハビタットの増床等に伴うコスト増が重しとなった。
エモーショナルシステム事業については、売上高が前期比70.4%増の81百万円、セグメント損益は19百万円の赤字(前期は33百万円の赤字)と、増収赤字幅縮小となった。「MetaWalkers」は、既存施設のリニューアル案件が回復基調になるとともに、東京オフィスと福岡本社ショールームの体験コーナーを活用した実機デモによる営業活動を継続したことで、各種イベント案件が増加。「MetaAnywhere」は、MetaWalkersの技術とノウハウを元に進化したあらゆる場所に映像体験を届ける新しい空間演出ソリューションで、場所を問わず、どのようなスクリーンや立体物にも高品質な映像を映し出すことが可能であるため、映像演出の様々なニーズに応えることができる。サービスリリース時期の関係で2025年9月期への影響は限られたが、着実に成果が生まれた(※各セグメント数値は決算説明資料ベース、全社費用を各セグメントの人員割合で配賦)。
なお、2026年9月期の業績予想については、売上高が前期比13.9%増の3,000百万円、営業利益が同96.3%増の245百万円、経常利益が同97.8%増の251百万円、当期純利益が同93.0%増の165百万円としている。配当については、中間配当を新たに導入し、中間配当10円、期末配当10.00~12.50円で年間20.00~22.50円となる見込み(前期は年間20円)。社員についても、持続的な成長に向けて引き続き積極的な採用を行い、73人(2025年9月末)から84人(2026年9月末)まで拡充する方針である。
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