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注目銘柄ダイジェスト(前場):日本通信、パーク24、スクリーンHDなど

2025年06月02日 11:43 市況・概要

*11:43JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):日本通信、パーク24、スクリーンHDなど 日本通信<9424>:178円(+15円)
大幅続伸。ウェルネットが提供するスマホ決済アプリ「支払秘書」に、「FPoSライブラリ」による「マイナンバーカードを用いた確実な本人確認」と「安全なログイン機能」が実装されることになったと発表している。なりすまし決済対策として認証強化の重要性が高まっている中、同社のデジタル認証技術「FPoS」に対する関心がより強まる形へとつながっているようだ。


スクリーンHD<7735>:9952円(-398円)
大幅続落。同社のほか、アドバンテストやソシオネクスト、キオクシアなどが3%超の下落、先週末に続いて半導体関連銘柄は続落となっている。トランプ大統領がSNSで、「中国は合意を完全に破った」などと主張、米中貿易摩擦への懸念再燃などが警戒材料視されている。また、エヌビディアが約3%の下落となるなど、米SOX指数が2%超の下落となったことなども逆風になっている。


パーク24<4666>:1860.5円(-149円)
大幅反落。6月16日に予定していた25年10月期第2四半期決算発表の延期、および半期報告書の提出期限延長申請の検討について決議と発表している。過去の英国における駐車場の運営件数および台数に誤りがあることが発覚したもよう。過去ののれんの評価など連結財務諸表の信頼性を改めて検証するとともに、原因究明や再発防止を図るべく社内調査委員会を発足させるようだ。調査手続に相応の日数を要するとみられることが延期の背景。


アサカ理研<5724>:1135円 カ -
ストップ高買い気配。リチウムイオン電池の再生事業を開始すると発表している。EVに用いられる車載用リチウムイオン電池からレアメタルを回収して、再び材料として使用できる品質に再生していく。トヨタとパナソニックHDによる車載用角形電池の合弁会社が主要取引先となり、28年4月の事業開始を見込むもよう。同事業開始に向けて、いわき工場に生産体制を構築するため、総額95億円の設備投資を実施することも発表。


協栄産<6973>:2727円 カ -
ストップ高買い気配。9.31%を保有する第2位株主の加賀電子が、完全子会社化を目指してTOBを実施すると発表している。同社ではTOBに賛同の意見を表明するととともに、TOBへの応募を推奨としている。TOB価格は3950円で先週末終値比77.4%のプレミアムとなっており、TOB価格サヤ寄せを目指す動きが強まっている。なお、TOB実施後に、筆頭株主の三菱電機は自己株式取得に応じて売却する予定となっている。


学びエイド<184A>:546円 カ -
ストップ高買い気配。30日の取引終了後にいなよしキャピタルパートナーズ及びその子会社であるNOVAホールディングスとの間で資本業務提携契約を締結することを発表し、好材料視されている。あわせて、同資本業務提携の一環として、いなよしキャピタルパートナーズを割当予定先とした第三者割当による新株式の発行を行う。この資本業務提携により販路拡大による売上成長、教育プロダクトの融合による新規サービスの開発可能性、両社の知見・人材の補完による経営体制の強化等のシナジーが見込まれると判断したとしている。


海帆<3133>:779円(-16円)
続落。FitFounderと再生可能エネルギー事業に対する業務提携に関する基本合意書を締結する。同社は国内で計31.350MW-DC/16.335MW-AC約330件のNon-FIT低圧太陽光発電所の開発を進めており、太陽光発電所の開発実績が豊富なFitFounder(グループ会社含む)より早期連携が可能な多数の低圧発電所の提案を受け、これらの発電所設備を安定的かつ計画的に取得するため、今回の基本合意書を締結することとした。ただ、地合いの悪さに押され売りが優勢となっている。


エクサウィザーズ<4259>:464円(-1円)
朝高後、もみ合い。ツムラに漢方薬の品質試験作業における秤量の自動化プラットフォームを導入、本番稼働に向け開発を推進し、各種センサーデータの情報をAIで学習することで、約100種類の粉体へ対応できる予定という。同社は、粉体製造業の現場で困難とされていた特性の異なる複数種類の粉体の秤量をロボットおよびAIで自動化する技術の開発に取り組んでおり、多様な粉体に対応した秤量自動化プラットフォームを実現できれば、自動化できず手作業でしていた秤量を効率化し作業品質の均一化効果も期待できるとしている。 <ST>

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