新興市場銘柄ダイジェスト:TORICOは大幅反落、シリコンスタが続伸
*16:12JST 新興市場銘柄ダイジェスト:TORICOは大幅反落、シリコンスタが続伸
<2158> FRONTEO 556 0
もみ合い。住友重機械工業に経済安全保障対策AIソリューション「KIBIT Seizu Analysis」が導入されたと発表し、買いが先行するも上値は重い。KIBIT Seizu Analysisは、オープンソースと顧客データを一元化する基盤とFRONTEOの独自特許技術を活用したAIによる自動リスク抽出機能を備え、経済安全保障リスクを即時に可視化する。これにより、データドリブンなリスクマネジメント力をさらに強化し、経済安全保障リスクに対するレジリエンス向上を図るとしている。
<7138> TORICO 1550 -85
大幅反落。東京証券取引所が17日から同社株の信用取引による新規の売付け・買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)にすると発表したことを受けて、これを嫌気した売りに押されている。また、日本証券金融も増担保金徴収措置の実施を発表し、同日以降、貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分の貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)にするとしている。
<4450> PSOL 1660 +300
ストップ高。16日の取引終了後に株主優待制度の新設を発表し、好感されている。株主優待基準日(毎年4月末日および10月末日)現在の株主名簿上で、同社株式を半年以上継続して100株(1単元)以上保有している株主を対象に、1回4,000円分、1年で8,000円分のクオカードを贈呈する。初回(25年10月末日)のみ継続保有は条件とならない。株主優待の目的は、同社株式への投資の魅力を高め、より多くの投資家に中長期的に同社株式を保有してもらうこととしている。
<7066> ピアズ 660 +6
続伸。16日の取引終了後に、AI面接官による採用プロセスの自動化に向けた社内実証を開始したことを発表し、好材料視されている。今回の実証では、応募者が応募ボタンを押した直後に、AI面接官による一次面談が即時に開始される仕組みを構築した。応募者は履歴書や職務経歴書をアップロード後、そのままAIとの対話形式による初期面接に進む。これにより、応募者のモチベーションが最も高いタイミングを逃さず即時対応できるため、選考スピードの向上に加え、歩留まり(離脱率)の改善が期待される。
<3907> シリコンスタ 978 +48
続伸。14日の取引終了後に、東京証券取引所スタンダード市場への市場区分変更申請を実施することを発表し、好材料視されている。同社は、現在、東京証券取引所グロース市場に上場しているが、中長期での成長および企業価値のさらなる向上を目指すため、25年8月に東京証券取引所スタンダード市場への変更申請を実施することで決議したとしている。なお、同社の変更申請については、東京証券取引所の承認をもって最終的な決定となる。
<4014> カラダノート 496 -7
続落。16日の取引終了後に、株主優待制度の休止を発表し、これを嫌気した売りが優勢となっている。現在の優待内容である「カラダノートウォーター」に関連する商品は、25年2月の同事業の譲渡により、提供の継続が困難となった。また、直近の優待利用率は株主総数の0.5%未満と低く、今後の事業成長に向けた構造改革ならびに住友生命保険相互会社との資本業務提携を含む経営戦略の推進を優先すべきと判断し、25年7月末基準日の株主優待の実施は見送ることとしたとしている。
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