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NY債券:米長期債相場は強含み、政府全体で大規模な人員削減が開始される

2025年10月11日 06:59 市況・概要

*06:59JST NY債券:米長期債相場は強含み、政府全体で大規模な人員削減が開始される 10日の米国長期債相場は強含み。報道によると、米ホワイトハウスは政府全体で大規模な人員削減を開始したことが要因。米行政管理予算局(OMB)のボート局長は 「人員削減が が始まった」とSNSに投稿した。この報道を受けて12月の利下げ確率は上昇。米連邦政府の一部閉鎖は10日目に入ったが、米議会で予算成立のめどは立っていない。イールドカーブはフラットニング気配で推移。

CMEのFedWatchツールによると、10日時点で12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%となる確率は92%程度。2026年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.25-3.50%となる確率は44%程度。10年債利回りは4.137%近辺で取引を開始し、4.138%近辺まで小幅に上昇した後はじり安となった。米国市場の終盤にかけて4.040%近辺まで低下し、取引終了時点にかけて4.040%近辺で推移。

イールドカーブはフラットニング気配。2年-10年は54.00bp近辺、2-30年は112.40bp近辺で引けた。2年債利回りは3.51%(前日比:-8bp)、10年債利回りは4.05%(前日比-9bp)、30年債利回りは、4.63%(前日比:-9bp)で取引を終えた。

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