新興市場銘柄ダイジェスト:3Dマトリクスは年初来安値、エクスモーションがストップ安
*15:54JST 新興市場銘柄ダイジェスト:3Dマトリクスは年初来安値、エクスモーションがストップ安
<9168> ライズ 655 +48
大幅反発。SHIFTと資本業務提携契約を締結すると発表し、一時地合いの悪さに押され年初来安値を更新したが、切り返している。SHIFTとの間で事業上の協業を推進することで相互送客による営業機会の拡大やサービスラインアップの拡充による顧客提供価値の向上が期待できるとともに、双方が有するノウハウを相互活用することで両社の発展に寄与することが期待でき、企業価値向上に繋がるとの判断に至った。開始日は5月上旬予定、SHIFTが8,019,700株を取得し持分法適用会社化する。
<4435> カオナビ 4400 +45
反発。4日受付で柳橋仁機氏が財務省に大量保有報告の変更報告書を提出した。報告書によれば、柳橋仁機氏と共同保有者のカオナビ株式保有比率は28.59%から73.09%に増加し、保有株式は8,726,372株となった。報告義務発生日は3月31日となっている。なお、同社に対するキーストーン インベストメント ホールディングス エルピーの公開買付けの決済開始日は2025年4月7日となっている。
<290A> Syns 926 +42
大幅反発。先週末は米トランプ政権の相互関税発表によるリスク回避ムードを受けて下落したものの、小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用やデータ解析などを展開する同社の事業に対しては安全保障向け等に需要が拡大しているとして成長期待が根強く、大幅に反発している。なお、1日にはSMBC日興証券が投資評価を最上位の「1」、目標株価を1200円としてカバレッジを開始している。
<7777> 3Dマトリクス 103 -14
大幅続落、年初来安値更新。界面活性剤ペプチド「A6K」を混合溶解剤として使用した「天然型マイクロRNA」補充型核酸医薬製剤「MIRX002」に関して、PURMX TherapeuticsへのA6Kの特許譲渡及びライセンス契約を締結して資本提携しているが、PURMX社が新規にMIRX002の頭頸部がんを対象とした第I相臨床試験を開始し、最初の被験者へ投与したと報告を受けたと発表した。MIRX002は現在開発中の悪性胸膜中皮腫だけでなく、頭頸部がんにも有効性が期待できるという。
<278A> テラドローン 7360 -750
大幅反落。JAXAと連携し、経済安全保障重要技術育成プログラム研究開発ビジョンで課題設定された「災害・緊急時等に活用可能な小型無人機を含めた運航安全管理技術(Kプロ運航安全管理技術)」に応募し採択されたと発表した。内閣府主導で創設された「K Program」は、わが国が中長期的に国際社会において確固たる地位を確保し続ける上で不可欠な要素である先端的な重要技術について、研究開発から実証・実用化までを迅速かつ機動的に推進するプロジェクト。無人機の安全飛行を支援する役割で参画する。
<4394> エクスモーション 711 -150
ストップ安。25年11月期第1四半期の業績は、売上高3.42億円(前年同期比18.8%増)、経常利益0.37億円(同345.0%増)となった。コンサルティング事業は、SDVの実現には高度なソフトウェア技術が必要であり、最新の技術課題や製造業DXを中心に受注を伸ばし、堅調に推移した。子会社のbuboはソフトウェアテストのコンサルティングファームとして、高付加価値な支援へのシフトが進み、売上規模が拡大している。ただ、トランプ関税による景気減速懸念から売りに押されている。
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