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個人投資家・有限亭玉介:【業績期待の割安株1】トランプ相場でディフェンシブ投資に妙味【FISCOソーシャルレポーター】

2025年08月09日 10:00 銘柄/投資戦略

*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:【業績期待の割安株1】トランプ相場でディフェンシブ投資に妙味【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2025年8月3日10時に執筆

関税が15%に落ち着いて市場は楽観ムードとなっても、以前までほぼ自由貿易だったわけですから実体経済への影響はあると思われます。そもそも米中の関税戦争が焦点になっていたのに、いつの間にか世界中が巻き込まれてしまいましたな。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

「関税交渉の数字に一喜一憂して、実体経済への影響を見誤っているのでは…」と、感じてしまうのはあたくしだけでしょうか。昨今は、世界をリードする米国の有名大学の成績優秀者でも、就職が厳しいという情報もSNSでよく拡散されております。

8月1日の米労働省が発表した7月の雇用統計では、非農業部門の就業者が前の月から7万3000人増となり、市場予想の10.4万人を大きく下回りました。失業率は4.2%で市場予想と同じだった事を考えると、想定以上に企業が採用の門戸を狭めているのかもしれませんねぇ。

そしてこの雇用統計に不満だったトランプ氏は、労働省の労働統計局長を解雇するよう指示したとも報道されており、「流石にそれはマズイんじゃないですか、大統領…」と勝手ながらに心配する今日この頃です。景気悪化が必至の政策をトランプ氏自身が実行してしまいましたからな。7月29、30日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、パウエル議長がトランプ氏の圧力に屈せず金利を据え置いたのは流石です。

パウエル議長としても、関税が与える影響を確認してから金利を動かしたいという思いもあるでしょう。ただ、景気悪化が予想される中で関税によるインフレ圧力も高まっております。果たしてこれからの米国景気はどうなるのか、そして株式市場はどうなのか…今回は決算シーズンを経て堅実に割安&業績期待の高い銘柄をピックアップしてみました。

7月25日に好決算を発表した東光高岳<6617>は、決算後に窓を開けて動意しましたな。高利益率案件が拡大した事で、利益率が改善している模様。直近で年初来高値を更新後もPBRは1倍割れです。送配電機器などを手掛けている同社は、AIデータセンター関連や原発関連としての思惑がありますな。

ガス工事会社である美樹工業<1718>は、7月28日の決算発表と併せて100円の増配が好感されたようです。PER・PBRともに割安であり、チャート(日足)はじわじわと上昇トレンドを形成している様子。今後は株価上昇で株式分割などの可能性もあるか注視したいです。

JR向けの車両などを手掛ける日本車輌製造<7102>は、建設機械事業や輸送用機器・鉄構事業の好調で7月28日の決算で上方修正しておりますよ。業績も例年黒字で安定感があり、8月1日終値時点でPER・PBRが5.3倍と0.54倍でかなり割安ですな。今後のチャートは上昇トレンドを形成するか注視しております。

首都圏を中心にビルメンテナンスを手掛けるハリマビステム<9780>は、26年3月期が過去最高益を更新する見通しです。株主優待の拡充も好感されて、チャート(日足)は鮮やかな上昇トレンドを形成しております。

電気設備の設計・施工を手掛けるJESCOHD<1434>は、ベトナム子会社を通じて世界的インターコネクト製品メーカーとして知られるアンフェノール社の現地の工場・空調設備工事を受注したと発表し、動意しました。今年2月以来の高値圏で、さらに下値を切り上げるか。

最後は北陸地盤のディスカウントストアを展開するPLANT<7646>です。業績堅調でじわじわと下値を切り上げておりますな。チャート(日足)は6月から続いた保ち合いから上放れして、トレンドを形成できるか監視中。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

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