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今日の為替市場ポイント:日中関係の悪化を警戒してドルは下げ渋る可能性

2025年11月18日 08:01 市況・概要

*08:01JST 今日の為替市場ポイント:日中関係の悪化を警戒してドルは下げ渋る可能性 17日の米ドル・円は、東京市場では154円42銭から154円81銭まで反発。欧米市場では154円63銭まで売られた後、155円30銭まで上昇し、155円23銭で取引終了。本日18日の米ドル・円は主に155円台で推移か。日中関係の悪化を警戒して米ドルは下げ渋る可能性がある。

台湾問題をめぐる高市首相の国会答弁を巡って日中関係が悪化している。中国政府は自国民に対して日本への渡航を控えるよう呼びかけており、状況が改善しない場合は経済・外交・防衛関係の停止、貿易制限などの報復措置を講じる可能性があるとみられている。10月末には日中首脳会談で日本と中国は戦略的互恵関係を推進させることで一致したが、この関係が崩れた場合、安全逃避的な取引が拡大する可能性があり、為替についてはドル高円安が進行するとの見方も出ているようだ。

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