新興市場銘柄ダイジェスト:pluszeroは続伸、ピアズがストップ高
*16:12JST 新興市場銘柄ダイジェスト:pluszeroは続伸、ピアズがストップ高
<4591> リボミック 97 +3
反発。umedaptanib pegolによる糖尿病網膜症モデルにおける有望な治療効果を確認し、糖尿病網膜症に対する用途特許の出願を完了した。糖尿病網膜症は糖尿病の3大合併症のひとつで、我が国では成人の失明原因の上位に位置する。治療薬として用いられる抗VEGF薬は奏効率が限定的なため、新規の治療薬の開発が望まれているが、umedaptanib pegolは同社が米国で実施した滲出型加齢黄斑変性に対する第2相臨床試験によって、硝子体内投与による治療効果と安全性が確立している。
<9227> マイクロ波化学 644 +19
反発。25日の取引終了後に、三菱ケミカルと共同で開発を進めるマイクロ波を利用した熱分解リサイクル技術により再生したアクリル樹脂リサイクル材が、本田技研工業の新型軽乗用EV「N-ONE e:」用ドアバイザーに採用されたことを発表し、好材料視されている。従来品に劣らない品質のリサイクル材を安定的に得られることを確認しており、ケミカルリサイクルされたMMAを100%使用して製造されたPMMAにおけるライフサイクル全体のCO2排出量は、従来品よりも50%程度削減できると見込んでいる。
<9166> GENDA 908 -22
反落。カラオケ施設運営を行うメロ・ワークスを簡易株式交換により完全子会社化すると発表し、買い先行も上値は重い。メロ・ワークスは25年9月時点でカラオケ施設「ALL」等62店舗を運営しており、今回の株式交換により展開中の店舗との人的資源やDXにかかる知見の共有並びに消耗品等の共同購買による店舗運営効率の向上や、アミューズメント事業での取引網を活用したIPコラボの実施、フード&ビバレッジ事業の飲食物の提供など、コスト削減と売上向上の両面から譲受対象店舗の利益の伸長が期待される。
<7066> ピアズ 772 +100
ストップ高。25日の取引終了後に、NTTドコモから金融領域向けAIシステムの開発業務を受託したことを発表し、好材料視されている。同社は長年にわたりドコモの通信事業において、代理店や店頭でのサポート業務を担い、現場で培った業務ノウハウや接客領域での知見を蓄積してきているが、今回のプロジェクトでは、これまで培ってきたAI活用の知見を活かし、金融事業におけるコンプライアンス対応や内部統制といったバックエンド業務に対して、生成AI技術を活用したシステム導入を実施するとしている。
<5132> pluszero 3910 +180
続伸。25日の取引終了後に、アップセルテクノロジィーズと共同で開発・運営するAIオペレーター「miraio」を基盤に、ホリイフードサービスの飲食店における予約受付業務の効率化を目的としたサービスを共同開発することを決定したことを発表し、好材料視されている。今回の取り組みにより、飲食店の予約受付業務の効率化と店舗運営のAI化を推進し、人手不足解消およびユーザー利便性向上に資する次世代店舗運営の構築を目指すとしている。
<9163> ナレルグループ 2437 +58
続伸。グループ会社のワールドコーポレーションとスカイマティクスが、実装型DX人材育成・活用による「くみき」浸透モデルで戦略的業務提携したと発表した。スカイマティクスは、ドローン測量ソフト導入シェアNo.1を誇るクラウド型ドローン測量サービス「くみき」等を開発・提供し、建設現場等でのリモートセンシングサービスによるDX推進を実現している。今回の提携により、建設現場における「くみき」利用促進による生産性向上を目指すとともに、業界課題である人手不足の解決に貢献していくとしている。
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