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CRI・ミドルウェア---2Q増収増益、モビリティが想定以上に伸長、通期上方修正および期末配当の増配を発表

2025年05月09日 14:31 銘柄/投資戦略

*14:31JST CRI・ミドルウェア---2Q増収増益、モビリティが想定以上に伸長、通期上方修正および期末配当の増配を発表 CRI・ミドルウェア<3698>は8日、2025年9月期第2四半期(24年10月-25年3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比23.8%増の18.55億円、営業利益が同108.8%増の3.87億円、経常利益が同104.8%増の3.90億円、親会社株主に帰属する中間純利益が同78.2%増の2.71億円となった。

ゲーム事業の売上高は前年同期比20.8%増の9.48億円、セグメント利益は同90.2%増の1.28億円となった。同社製ミドルウェア「CRIWARE(シーアールアイウェア)」等の国内許諾売上は、当第2四半期が好調に推移したことにより、増加した。海外向けは、中国において第3のOSがローンチされた効果と、欧米圏で引き続き新規の許諾売上を複数獲得したことにより、増加した。ツーファイブが行う音響制作は、第1四半期に引き続き、当第2四半期でも大型の音声収録業務を受注したことにより、大きく増加した。なお、「CRI TeleXus」への研究開発投資は同セグメントにおいて継続して行っている

エンタープライズ事業の売上高は同27.0%増の9.07億円、セグメント利益は同119.4%増の2.58億円となった。組込み分野の売上は、カラオケ案件で第1四半期に大型の許諾売上があったことに加え、当第2四半期でリアルカジノ向けの新規許諾売上が計上されたことにより、大きく増加した。モビリティ分野の売上は、新製品となる車載メーターグラフィックソリューション「CRI Glassco」が本格的に立ち上がったことに加え、車載サウンドソリューション「CRI ADX Automotive」の採用も順調に増加したことにより、大きく増加した。クラウドソリューション分野の売上は、R&Dフェーズへのシフトのため、受託業務量を計画的に減らしたことにより、減少した。

2025年9月期通期については、同日、連結業績予想の上方修正を発表した。売上高が前期比11.5%増(前回予想比5.1%増)の35.30億円、営業利益が同49.3%増(同43.2%増)の5.50億円、経常利益が同45.0%増(同41.1%増)の5.56億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同35.0%増(同31.7%増)の4.11億円としている。

また同日、当期の期末配当については、配当の方針および当期の業績予想を踏まえ、当初の配当予想から5.00円増配し、1株当たり25.00円とすることを発表した。

<NH>

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