フィスコニュース

Orchestra Holdings---1Qは2ケタ増収、デジタルトランスフォーメーション事業が好調に推移

2025年05月19日 16:42 銘柄/投資戦略

*16:42JST Orchestra Holdings---1Qは2ケタ増収、デジタルトランスフォーメーション事業が好調に推移 Orchestra Holdings<6533>は14日、2025年12月期第1四半期(25年1月-3月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比20.4%増の40.81億円、営業利益が同22.5%減の3.37億円、経常利益が同23.5%減の3.26億円、親会社株主に帰属する四半期純利益が同39.0%減の1.43億円となった。

デジタルトランスフォーメーション事業の売上高は前年同期比25.5%増の19.09億円、セグメント利益(営業利益)は同48.6%増の1.42億円となった。事業開始からM&Aを推進し、同時にIT人材の採用を行うことで開発体制の拡充を進めてきた。IT利活用の多様化・高度化に伴い拡大するIT需要の取り込みと積極的なM&Aにより、クラウドインテグレーション、ソフトウェアテスト、各種Webシステム開発等の案件を受注している。

デジタルマーケティング事業の売上高は同3.2%減の15.25億円、セグメント利益(営業利益)は同9.2%減の5.89億円となった。特に受注が好調であった前年第1四半期対比では微減となったものの、主力サービスである運用型広告を中心に、既存取引先からの継続的な受注や新規取引先獲得のための施策の推進、M&Aにて参画した企業の成長が寄与し、既存大口顧客の予算縮小の影響を受けた前年第2四半期を底に、業績は回復基調にある。

その他の事業の売上高は同116.0%増の6.80億円、セグメント利益(営業利益)は0.17億円(前年同期は314千円の損失)となった。「チャットで話せる占いアプリ-ウラーラ」を主力としたプラットフォーム事業や、タレントマネジメントシステム「スキルナビ」の開発・販売、スマートフォンゲーム及びコンシューマーゲームの開発・受託運営、新規事業等に取り組んでいる。

2025年12月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比17.5%増の165.00億円、営業利益が同18.6%増の9.50億円、経常利益が同14.8%増の9.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同20.6%増の4.00億円とする期初計画を据え置いている。


<NH>

フィスコニュース


一覧へ