新興市場銘柄ダイジェスト:ペルセウス、Welby、バリューCがストップ高
*15:50JST 新興市場銘柄ダイジェスト:ペルセウス、Welby、バリューCがストップ高
<4882> ペルセウス 884 +150
ストップ高。真性多血症(PV)患者を対象とした抗トランスフェリン受容体1抗体「PPMX-T003」の第1相試験について、治験総括報告書(CSR)が完成したと発表している。赤血球が異常に増える疾患であるPVの患者6名を対象に、PPMX-T003の安全性及び体内薬物動態、並びに副次的に治療効果を確認する目的で実施し、全6例で安全性を懸念するような重篤な有害事象は認められず、赤血球パラメータで薬効が示唆されたという。
<4588> オンコリス 765 +37
大幅に反発。腫瘍溶解ウイルス「OBP-301」の事前相談を経て、厚生労働省の諮問機関である医薬品医療機器総合機構(PMDA)と先駆け総合評価相談を開始したと発表している。先駆け総合評価相談は、承認申請に先駆けて評価を受けることで円滑な優先審査の実現を目指すシステム。食道がんを最初の適応とする再生医療等製品としての承認申請は、25年12月期に行う計画という。
<4438> Welby 404 +80
ストップ高。ノバルティスファーマ(東京都港区)と高血圧治療ガイドラインにおける降圧目標達成率向上に向けた協業で合意したと発表している。パーソナル・ヘルス・レコード(PHR)を活用した血圧管理の向上と適切な高血圧治療を患者に届けることを目指す。高血圧疾患の治療では、PHRは疾患コントロールの可視化や患者の主体性向上、病診連携の促進などの効果をもたらすことが期待されているという。
<3691> デジプラ 788 +35
昨年来高値。子会社のデジタルフィンテック(札幌市)が運営する「デジタルギフト」の株主優待ギフトで、ビットコインなど暗号資産株主優待の提供を開始すると発表している。暗号資産市場全体の時価総額は約4兆ドル(約600兆円)まで拡大しており、今後も年平均成長率が約20%で推移するという予測がされているという。暗号資産の優待開始でデジタルギフトの需要が拡大するとの見方から、買い優勢となっているようだ。
<7351> グッドパッチ 676 +100
ストップ高。25年8月期の営業利益予想を従来の2.04億円から4.19億円(前期実績0.34億円)に上方修正している。マーケティング強化やプロジェクト受注体制の改善などの改革に注力したことが奏功し、デザインパートナー事業でのプロジェクトの獲得及び継続が進展、月額平均顧客単価や顧客社数が当初の想定を上回って推移しているため。結果としてデザイナー稼働率の向上につながり、収益性が改善したとしている。
<9238> バリューC 1608 +300
ストップ高。WEBマーケティング事業などを手掛けるDad(福岡市)のLISMA事業の事業譲渡契約を締結したと発表している。LISMAは、ブランド広告記事とLINE公式運用でマーケティング基盤をつくるリストマーケティングサービス。譲受額は0.40億円で、譲渡日から2年間で当該事業から発生した売上総利益が一定水準を超えた場合、成功報酬として最大0.60億円の支払いが発生する。事業開始日は4月1日の予定。
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