BBDイニシアティブ---3Q売上高26.51億円、DX事業・BPO事業ともに売上高および利益が伸長
*09:53JST BBDイニシアティブ---3Q売上高26.51億円、DX事業・BPO事業ともに売上高および利益が伸長
BBDイニシアティブ<5259>は14日、2023年9月期第3四半期(22年10月-23年6月)連結決算(IFRS)を発表した。売上収益が26.51億円、営業利益が1.16億円、税引前利益が1.06億円、親会社の所有者に帰属する四半期利益が0.82億円となった。同社は2023年4月3日に単独株式移転により設立されたため、対前年同四半期増減率の記載は行っていない。
DX事業の売上収益は前年同期比19.4%増の12.89億円、セグメント利益は同64.6%増の2.92億円となった。当第3四半期累計期間においては、販売パートナーの新規開拓活動及び深耕活動による拡販支援、効率の高い展示会への積極的な参加等によるマーケティング・プロモーション活動に注力しつつ、新たに立ち上げたインサイドセールス体制の強化による、リード(見込み顧客)獲得の拡大を図るなど販売チャネル強化を進めてきた。また、「Knowledge Suite」と高い相乗効果を発揮するBtoB営業リスト作成サービス「Papattoクラウド」等、グループ会社及び提携先パートナーによるRPAサービス等の同時提案やクロスセルといった取り組みを推進し、「ビジネスブースト」の利用企業の拡大が進み始めたことで、SaaS売上収益は前年同期比31.3%増、グループSaaS ARR(※)は15.41億円となった。
BPO事業の売上収益は同3.6%増の13.62億円、セグメント利益は同10.4%増の1.84億円となった。当第3四半期累計期間においては、高いIT人材需要を背景に積極的な営業活動を進めたものの、IT人材不足による新規開発プロジェクト案件における機会損失が発生し、システムエンジニアリングサービス(SES)売上収益は前年同期比4.7%増となった。
同社は、当第3四半期連結累計期間より第1期として初めて要約四半期連結財務諸表を作成しているが、従前のナレッジスイートの連結グループの範囲に実質的な変更がないことから、ナレッジスイートの2022年9月期第3四半期連結累計期間(2021年10月1日から2022年6月30日)を比較情報として用いている。
2023年9月期通期の連結業績予想については、売上収益が38.34億円~40.71億円、営業利益が2.13億円~2.49億円としている。2023年4月3日に単独株式移転の方法により設立されたため、対前期増減率の記載は行っていない。
※グループSaaS ARR:2022年12月末時点のOEMを除く同社及び同社グループが提供する全てのSaaSにおける各四半期末時点のMRRの12倍で算出。ARRはAnnual Recurring Revenueの略。年次経常収益。MRRはMonthly Recurring Revenue。月間経常収益。
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