G-BBDI Research Memo(4):中小・中堅企業のDX化をSaaSで支援し、年率2ケタ成長を続ける
*14:04JST G-BBDI Research Memo(4):中小・中堅企業のDX化をSaaSで支援し、年率2ケタ成長を続ける
■会社概要
3. SFA/CRM市場の見通しとBBDイニシアティブ<5259>の強み
日本における総企業数は約420万社あり、このうち99%を占める約400万社が中小企業と言われている。同社はこうした中小企業及び中堅企業を顧客ターゲットとし、SFA/CRM領域でのSaaSを提供していくことで事業を拡大していく戦略だ。
同社提供資料によると、クラウド型CRM市場は2020年度の3,206億円から2025度には7,485億円と年率19.3%の成長が続く見通しである。こうした市場環境のなかで、主力サービスの「Knowledge Suite」は年間4万件を超える「リード獲得力」と、独自の料金体系による価格優位性並びに純国産・統合型サービスによる利便性の高い「製品サービス力」、自社開発による高い「技術開発力」を強みにして、年率2ケタ成長を続けてきた。「Knowledge Suite」の開発にあたっては、既存顧客から日々集まってくる要望のうち上位のテーマから順に開発を進めており、結果的に、操作性・利便性の向上による顧客満足度の向上につなげている。顧客満足度の高いことを裏付ける客観的な評価として、ITreview Grid Award※をはじめ様々な評価機関で表彰を受けている。また、独自の料金体系による価格優位性とは、中堅・中小企業が導入しやすいように初期コストを無料とし、ID数に関係なくデータ蓄積量(ストレージ量)に応じた課金モデルとすることで、競合企業よりも低価格でサービス提供を実現していることを目指す。
※「ITreview Grid Award」はアイティクラウド(株)が提供する法人向けIT製品・SaaSのレビュープラットフォームに投稿されたレビューをもとに、ユーザーから支持されたサービスを四半期ごとに表彰する場。2023年秋は顧客満足の非常に高い製品に与えられる「Leader」を4部門(名刺管理、SFA、CRM、オンライン商談)で受賞した。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
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