フィスコニュース

日経平均は続伸、一時5万円を超えるも大引けにかけて上げ幅縮小(訂正)

2025年12月03日 17:04 市況・概要

*17:04JST 日経平均は続伸、一時5万円を超えるも大引けにかけて上げ幅縮小(訂正) 前日2日の米国株式市場は反発。暗号資産市場の回復でリスク警戒感が後退し、寄り付き後、上昇。トランプ大統領が次期連邦準備制度理事会(FRB)議長候補を来年初旬に指名するとしながらも、ハセット国家経済会議(NEC)委員長に言及したため積極的な利下げ期待に相場は終日堅調に推移した。米株市場を横目に、本日の日経平均は続伸して取引を開始。その後は49700円付近で推移したが、前引けにかけて上げ幅を広げる展開となった。後場からも一段高となり一時5万円を超える場面も見られたが、大引けにかけてやや売りが広がり上げ幅を縮小すると、5万円を再度割り込んで本日の取引を終了した。昨日のフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇が東京市場でも半導体関連株の株価支援要因となった。また、米国で来年以降の継続利下げ期待が高まっている点も引き続き投資家心理にポジティブに働いた。

 大引けの日経平均は前営業日比561.23円安の49864.68円となった。東証プライム市場の売買高は21億1627万株、売買代金は5兆4222億円だった。業種別では、非鉄金属、サービス事業、不動産業などが上昇した一方で、銀行業、小売業、電気・ガス業、などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は26.8%、対して値下がり銘柄は69.6%となっている。

 個別では、アドバンテ<6857>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、リクルートHD<6098>、レーザーテック<6920>、イビデン<4062>、スクリン<7735>、住友電<
5802>、フジクラ<5803>、ディスコ<6146>、太陽誘電<6976>、荏原<6361>、日東電工
<6988>、ルネサス<6723>、安川電<6506>などの銘柄が上昇。

 一方、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、第一三共<4568>、イオン<8267>、TDK<6762>、ファナック<6954>、信越化学工業<4063>、ニトリHD<9843>、KDDI<9433>、バンナムHD<7832>、トヨタ<7203>、任天堂<7974>、スズキ<7269>、HOYA<7741>、キッコーマン<2801>などは下落。
<FA>

フィスコニュース


一覧へ