フェリエスト---26年8月期中間期は大幅な増収増益、TOKYO PRO Market上場を機にさらなる成長加速へ
*12:10JST フェリエスト---26年8月期中間期は大幅な増収増益、TOKYO PRO Market上場を機にさらなる成長加速へ
フェリエスト<557A>は4月20日、2026年8月期中間決算および通期業績予想を発表した。2026年8月期中間期(25年9月-26年2月)の業績は、売上高が3.89億円、営業利益が0.49億円、経常利益が0.49億円、中間純利益が0.37億円となった。同社は同日、東京証券取引所TOKYO PRO Marketへ上場を果たした。今回の上場は、中長期的なビジョンに向けた重要なステップと位置づけられており、社会的信用の向上や認知度の拡大を通じて、特に新卒採用をはじめとした人材確保を強化し、SNSを起点に企業の売上成長を再現性高く実現するマーケティング会社としてさらなる飛躍を目指す方針である。
中間期の業績進捗については、通期目標に対して概ね計画通りに推移しており、前年同期比で168%以上の極めて高い成長を実現している。同社は単なるSNS運用や制作の代行に留まらず、戦略設計から制作、運用、改善までを一気通貫で提供することで、継続的に成果を創出できる仕組みを構築している点が特徴である。この「売上成長の再現性」を重視した本質的なマーケティング支援が、企業の継続的な情報発信ニーズを確実に捉えており、高い継続率を背景とした強固な収益基盤(ストック収益型モデル)の確立に繋がっている。
サービス戦略においては、ショート動画制作をLTV(顧客生涯価値)最大化に向けた入口(フロントサービス)として戦略的に位置付けている。低コストかつ高品質な制作サービスを入り口に導入ハードルを下げることで広範な顧客接点を創出し、そこからSNS運用や広告、インフルエンサー施策といった高付加価値サービスへと展開するクロスセル戦略を推進しており、結果として顧客単価の向上と継続的な収益拡大を実現している。また、自社サイトや展示会を通じた効率的な集客構造により、大手企業を含む新規顧客の獲得も着実に進展している。
また、運用の再現性向上と生産性向上の基盤として、データとAIの活用を積極的に推進している。レポート作成の自動化による工数削減だけでなく、蓄積されたデータをシステムで分析し、業界ごとの傾向や、気象や為替等、様々な外的要因との相関関係を可視化することで、運用の再現性を高めていくことを目指している。これにより、属人化を排除した高品質なサービス提供を維持しつつ、人員増加のみに依存しない形での事業成長を追求しており、収益性の高い筋肉質な経営体質の構築を図っている。
2026年8月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比52.8%増の8.40億円、営業利益が同184.4%増の1.02億円を見込んでいる。下期においても、強みであるPDCAサイクルを回すカスタマーサクセス体制を軸に、既存顧客の深掘りと新規案件の獲得を並行して進める方針である。株主還元については、現在は事業成長のための投資フェーズと位置づけており、無配の予想としているが、中長期的な企業価値向上を通じてステークホルダーの期待に応えていくとしている。
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