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英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英国経済の持ち直しや緩和後退への思惑も

2025年02月15日 13:49 市況・概要

*13:49JST 英ポンド週間見通し:下げ渋りか、英国経済の持ち直しや緩和後退への思惑も ■反発、英インフレ率は高止まりの可能性

今週のポンド・円は反発。週初の187円台前半から一時193円台に戻す場面があった。英中央銀行による年内数回の追加利下げは織り込まれたこと、インフレ率は高止まりの可能性があることから、リスク回避のポンド売り・円買いは縮小。2025年の成長率は2024年を上回る可能性があることもポンド・円相場に対する支援材料となった。取引レンジ:187円13銭-193円06銭。

■下げ渋りか、英国経済の持ち直しや緩和後退への思惑も

来週のポンド・円は下げ渋りか。日本銀行による早期追加利上げの思惑はあるものの、英国内総生産(GDP)は予想外に強い内容となり、先行き不透明感を弱めた。また、英中央銀行の今年の利下げペースは鈍化するとの見方が増えており、リスク回避のポンド売り・円買いがただちに拡大する状況ではないとみられる。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・21日:2月製造業PMI(1月:48.3)
・21日:2月サービス業PMI(1月:50.8)

予想レンジ:190円00銭-193円50銭



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