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個人投資家・有限亭玉介:【特選】例え地味でも強いトレンドを秘めた中小型株【FISCOソーシャルレポーター】

2023年10月21日 10:00 市況・概要

*10:00JST 個人投資家・有限亭玉介:【特選】例え地味でも強いトレンドを秘めた中小型株【FISCOソーシャルレポーター】 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2023年10月16日10時に執筆

戦争などの地政学リスクにより世界情勢が一変してしまうと、これまでの投資プランを変更させる必要があります。なかなか先が読みづらい相場が続きますが、個別銘柄の特徴を把握して地合いの悪い中でもより良いパフォーマンスを発揮したいもんですな。

改めまして株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

日経平均のチャートを見ると、10月4日の30487.67円で一旦の底入れをしたように見えます。今後の理想としては25日線と75日線を上抜いて、9月15日に付けた直近の高値33634.31円を何とか上回って欲しいところですが、その材料・一手がまだ出てこない…そんな状況です。

FOMCの利上げで日本株は幾度となく苦しめられてきました。これからは日本でも日銀の植田総裁が本格的に利上げへと舵を切る方針と伝わっております。確かに2%というインフレ目標は超えているわけですが、あれほど利上げしても跳ね返す米国経済のような力強さを今の日本経済は持ち合わせているのか…利上げの是非については議論を重ねられる事になりそうです。

底堅い日経平均をよそに、マザーズが安値圏であるのも投資家としては気になります。やはり金利上昇局面ではグロース株を買う動機に欠けるのかもしれません。売られ過ぎたグロース株が何かの拍子にトレンド転換する事はあるにしても、現状ではグロースかバリューの二択で考えると低リスク・低PBRのバリュー株が選ばれるのでしょうな。

あたくし達が投資する際に考えるのは、将来的に値上がりするか否かです。過去と比較して現在が安値であっても、将来性が無いなら買うべきではありません。相場が不安定で不確実性の高い世界だからこそ、本当に選ぶべき銘柄はそう多くないはずです。地味でも底堅いトレンドを描く銘柄をしっかり見極めたいもんですな。今回はあたくしが見ている中からいくつかをご紹介させて頂きます。

ITソリューションやSaaS事業を展開するテクノロジーズ<5248>は、10月12日の決算と併せて24年1月期の業績予想を上方修正しました。決算発表後は材料出尽くしで売られますが、早期に反発する可能性もあるか監視です。

ゴム製品やゴルフ用カーボンシャフトを手掛ける藤倉コンポジット<5121>は、下値を切り上げると直近で年初来高値を更新しております。投資会社MI2の大量保有が材料視されている模様です。PER・PBRともに割安水準で、11月9日発表の決算後に株価がどうなるか注視したいところです。

PBR1倍割れの対応方針を発表した日東精工<5957>は、一時窓を開けて動意しましたな。直近では75日線を上回って推移しており、やはり株主還元を意識した経営方針を発表すると投資家には好感されるようですねぇ。11月14日の決算発表も注目です。

75日線を下値にトレンドを形成している古河機械金属<5715>は、自社株買いにも積極的な模様。24年3月期の最終利益は前年比の2.5倍近くを見込んでおりますので、増配など株主還元策が出る可能性もあるか…。11月9日の決算発表後も監視です。

9月26日に上方修正を発表した西華産業<8061>は、販売価格の改善などが業績寄与したようです。高値を付けた後は地合い悪化で調整しますが、底を打って反発を確認しております。11月10日の決算発表付近で、年初来高値を更新してトレンド転換へ向かうか。

最後はパワー半導体関連として思惑がある岡本工作機械製作所<6125>です。9月28日には半導体製造装置の組立・製造を行う大和工機を子会社化した事が好感されました。24年3月期は過去最高益を更新する見通しですので、11月9日の決算発表は注視です。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「アル」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

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