フィスコニュース

C&R社 Research Memo(6):主力分野を中心に既存事業は順調に収益を拡大(2)

2026年05月07日 13:06 銘柄/投資戦略

*13:06JST C&R社 Research Memo(6):主力分野を中心に既存事業は順調に収益を拡大(2) ■業績動向

(4) メディカル&ヘルスケア
クリーク・アンド・リバー社<4763>のメディカル&ヘルスケアでは、子会社のメディカル・プリンシプル社(出資比率100.0%、10月決算)で「民間医局」ブランドによる医師紹介事業を中心に、医学生・研修医を対象とした合同説明会「レジナビFair」や「レジナビFairオンライン」、臨床研修情報サイト「レジナビ」、若手医師向け情報収集サイト「民間医局コネクト」等のサービスを提供している。また、その子会社として新規クリニック経営支援サービス等を展開する(株)コミュニティ・メディカル・イノベーション(同100.0%)がある。

2026年2月期の売上高は前期比9.0%増の5,787百万円、営業利益は同32.6%増の1,437百万円となり、売上高は5期連続増収、営業利益は3期ぶりに過去最高を更新した。直近2期間は営業体制を変更したことに伴う一時的な生産性低下が影響し減益が続いていたが、新体制下での営業活動が機能するようになったことで営業利益率もピークであった2023年2月期の25.6%に迫る24.8%の水準まで回復した。

売上高の内訳を見ると、医師紹介等のエージェンシー事業が同9.3%増の4,443百万円(うち、常勤医の紹介売上は14.0%増)と2期ぶりに過去最高を更新したほか、医学生・研修医向けイベント等のプロデュース事業が同4.8%増の915百万円、その他売上高(医師向けの保険販売代理店事業等)が同14.3%増の423百万円といずれも増収基調が続いた。なお、新規クリニック経営支援サービスについては3施設で前期と変化はなかった。

(5) AI/DX・IT
AI/DX・ITは、同社及び子会社でITエンジニア等のエージェンシー事業を主に展開する(株)リーディング・エッジ社(出資比率99.9%)、AIシステムの企画・開発・販売・運用・保守事業を行う(株)Idrasys(同80.1%)、生成AIに関する教育・コンサルティングや人材サービス、システム開発事業等を展開する(株)リヴァイ(同100.0%)の4社で構成される。

2026年2月期の売上高は前期比10.4%増の3,241百万円、営業利益は同111.6%増の127百万円となった。同社においては、中小企業向けDXツールベンダー支援サービス「DXの森」の提携パートナー(ツールベンダー)が100社程度に拡大するなか、特定製品の需要が好調だったこともあり2ケタ増収となった。リーディング・エッジ社は、旺盛なITエンジニア需要を背景に1ケタ台の増収増益と堅調に推移した。Idrasysは、規模は小さいものの売上高で約2倍となり、営業利益も黒字を確保した。AIチャットボット「Smart Robot」の導入が拡大したほか、特定顧客向けシステム導入案件の売上が寄与した。リヴァイは若干の損失が続いたものの、生成AIの教育・コンサルティング需要は強く増収となった。

(6) プロフェッショナル・エージェンシー
プロフェッショナル・エージェンシーは、同社及び子会社で会計分野のエージェンシー事業等を展開するジャスネットコミュニケーションズ(株)(出資比率100.0%)、法曹分野のエージェンシー事業等を展開する(株)C&Rリーガル・エージェンシー社(同90.0%)の3社で構成されている。

2026年2月期の売上高は前期比2.5%減の2,593百万円、営業利益は同11.3%減の63百万円と8カテゴリのなかでは唯一減収減益となった。売上高の約8割を占める会計分野は経理人材など紹介案件の成約長期化の影響は期の途中まで続いたことが響き1ケタ台の減収となったものの、コスト低減などの効果もあって営業利益は増益に転じた。法曹分野についても成約件数の低迷が続き減収減益となった。同社で展開するプロフェッショナル人材事業は増収となり、営業損失も縮小した。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)


<HN>

フィスコニュース


一覧へ