東証グロ-ス指数は3日ぶり反発、米金利低下など株価支援要因に
*16:37JST 東証グロ-ス指数は3日ぶり反発、米金利低下など株価支援要因に
東証グロース市場指数 916.63 +11.95/出来高 1億2785万株/売買代金 1117億円東証グロース市場250指数(旧東証マザーズ指数) 720.97 +9.85/出来高 7113万株/売買代金 936億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数(旧東証マザーズ指数)はそろって3日ぶり反発。値上がり銘柄数は272、値下がり銘柄数は234、変わらずは39。
前日28日の米株式市場でダウ平均は小幅に反発。連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が利下げの可能性に言及すると、期待感を受けた買いとなった。しかし、7年債入札が不調に終わると金利先安感が後退し、終盤にかけて上げ幅を縮小した。
ナスダック総合指数は0.29%高だった。
今日のグロース市場は底堅い展開となった。グロース市場の時価総額上位20銘柄で構成される東証グロース市場Core指数は2.46%高となった。昨日の米市場で主要3指数(ダウ平均、ナスダック総合指数、S&P500)が小幅ながら上昇したことに加え、昨日の海外市場で低下した米長期金利が今日も弱含みとなったことなどがグロース市場の株価を支える要因となった。また、外為市場で一時1ドル=146円60銭台と、昨日15時頃と比べ1円60銭ほど円高・ドル安水準となったことも、内需系企業の多いグロース市場の物色を後押ししたとの見方もあった。
個別では、スマホ装着型バーコードリーダーを米メーカーや販売店に2万台納入したと発表したアスタリスク<6522>、事業計画を更新し26年3月期に調整後営業利益5億円目標としたフーバーブレイン<3927>、新サービス「人的資本データnavi β版」のリリースを発表したカオナビ<4435>が上げた。時価総額上位銘柄では、ビジョナル<
4194>やフリー<4478>が上昇。値上がり率上位には、地盤ネットHD<6072>、イントランス<3237>などが顔を出した。
一方、前日まで4日連続ストップ高で相場過熱が警戒されたアーキテクツSJ<6085>、前日はアルツハイマー病を対象とする研究開始の発表で買い優勢だが長い上髭となったことから本日は売り急ぐ動きも見られたファンペップ<4881>、25日線に絡めず反騰機運が萎んだシンメンテHD<6086>が下げた。時価総額上位銘柄では、弁護士コム<6027>やTKP<3479>が下落。値下がり率上位には、クリアル<2998>、propetec<5527>などが顔を出した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6072|地盤ネットHD | 280| 80| 40.00|
2| 3237|イントランス | 135| 32| 31.07|
3| 4387|ZUU | 863| 150| 21.04|
4| 6522|アスタリスク | 756| 100| 15.24|
5| 3927|F-ブレイン | 559| 54| 10.69|
6| 2160|GNI | 3425| 325| 10.48|
7| 9225|ブリッジコンサル | 2730| 241| 9.68|
8| 3987|エコモット | 617| 54| 9.59|
9| 3773|AMI | 1673| 146| 9.56|
10| 9338|INFORICH | 4940| 425| 9.41|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 6085|アキテクツSJ | 779| -150| -16.15|
2| 4881|ファンペップ | 162| -16| -8.99|
3| 2998|クリアル | 3865| -365| -8.63|
4| 5527|propetec | 1272| -82| -6.06|
5| 6521|オキサイド | 3305| -200| -5.71|
6| 5592|くすりの窓口 | 1951| -114| -5.52|
7| 6026|GMOTECH | 3970| -220| -5.25|
8| 7342|ウェルスナビ | 1679| -90| -5.09|
9| 9553|マイクロアド | 660| -33| -4.76|
10| 6086|シンメンテ | 1501| -74| -4.70|
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