日経VI:上昇、中東情勢の緊迫化を引き続き警戒
2025年06月23日 17:04
市況・概要
*17:04JST 日経VI:上昇、中東情勢の緊迫化を引き続き警戒
日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は23日、前日比+1.00(上昇率3.90%)の26.60と上昇した。なお、高値は28.60、安値は26.17。先週末の米株式市場で主要株価指数がまちまちで終了する中、東京市場は売り手優位の状況となった。朝方は米国がイランの核施設3カ所に攻撃を行ったことでリスク回避の動きが先行、日経VIも高値をつけた。ただ、その後、東京市場では為替の円安進行などが追い風となり、次第にボラティリティーの高まりを警戒するムードがやや後退して日経VIも上げ幅を縮小する展開となった。依然として中東情勢の緊迫化による地政学リスクの高まりは不透明感が漂っており、今後の動向に注目が集まろう。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。
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