NY株式:NYダウは171ドル安、金利高を警戒
*05:48JST NY株式:NYダウは171ドル安、金利高を警戒
米国株式市場は続落。ダウ平均は171.50ドル安の46121.28ドル、ナスダックは75.61ポイント安の22497.86で取引を終了した。
新築住宅販売件数が予想を上回り住宅市場改善期待に買われ、寄り付き後、上昇。同時に、追加利下げを巡る不透明感が広がり、長期金利上昇に連れ、売りに転じた。ハイテクも利益確定売りに押され伸び悩んだため、相場は終盤にかけても軟調に推移し、終了。セクター別では自動車・自動車部品、エネルギーが上昇した一方、素材が下落した。
住宅建設会社のレナー(LEN)、DRホートン(DHI)は新築住宅販売件数の増加を好感し、上昇。リチウム電池などを製造するカナダのリチウム・アメリカズ(LAC)はトランプ政権が同社株式保有を検討しているとの報道を受け、上昇。石油会社のエクソンモービル(XOM)、シェブロン(CVX)は原油価格の上昇に連れそれぞれ買われた。
半導体のインテル(INTC)は携帯端末のアップル(AAPL)などに出資を要請したとの報道で、上昇。ソフトウエア会社のマイクロソフト(MSFT)はアンスラピックの人工知能(AI)モデルをCopilotアシスタントに追加するとの報道で、上昇。天然資源会社のフリーポート・マクモラン(FCX)はインドネシアのグラスベルグ鉱山を巡り事故を受けた契約供給につき不可抗力条項を発動し下落した。
今年の連邦公開市場委員会(FOMC)投票権を有するシカゴ連銀のグールズビー総裁は前倒しの利下げに懐疑的な見解を示した。
(Horiko Capital Management LLC)
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