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日経平均は164円高でスタート、JX金属や川崎重などが上昇

2025年03月24日 09:29 市況・概要

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;37841.68;+164.62TOPIX;2809.15;+4.99


[寄り付き概況]

 3月24日の日経平均は前営業日比164.62円高の37841.68円と反発でスタート。21日の米国市場でダウ平均は32.03ドル高の41985.35ドル、ナスダックは92.42ポイント高の17784.05で取引を終了。ナイキ(NKE)やフェデックス(FDX)の冴えない見通しを警戒し、寄り付き後、下落。シカゴ連銀のグールズビー総裁が関税によるインフレへの影響を「一過性」と繰り返したため、FRBの対応の遅れを警戒した売りに加えて、株価指数の先物やオプションなど4商品の清算日が重なる日で、テクニカルな売りが目立ち一段安となった。その後、ボーイング(BA)の上昇が相場を支援したほか、トランプ大統領が会見で、相互関税を巡り柔軟性があると述べたため警戒感が後退し、終盤にかけ相場はプラス圏を回復し終了した。シカゴ日経225先物は大阪比45円安の37355円。本日の日経平均は買いが先行。トランプ政権の関税方針を巡り、過度な警戒感が和らぐなか、やや買いが優勢の展開となっているようだ。

 東証プライム市場の売買代金上位では、JX金属<5016>、川崎重<7012>、フジクラ<
5803>、アドバンテスト<6857>、ソフトバンクG<9984>、IHI<7013>、トヨタ自<7203>、DeNA<2432>などが上昇。一方、ゼンショーホールディングス<7550>の下げが目立つ。業種別では、証券商品先物、輸送用機器、非鉄金属などが上昇率上位で推移。

<CS>

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