メタリアル:超高精度モードで修正必要率0.05%を実現。「人手修正不要な翻訳AI」が完成間近に
*17:42JST メタリアル:超高精度モードで修正必要率0.05%を実現。「人手修正不要な翻訳AI」が完成間近に
メタリアル<6182>の戦略領域における開発が大きく前進した。連結子会社である株式会社ロゼッタは、高精度産業翻訳AI「T-4OO(ティーフォーオーオー)」において、エージェンティックAI搭載により、ほぼ完全自動翻訳(修正必要率0.05%)を実現した新機能「超高精度(熟考)」モードの追加を発表した。同社では、約2か月前の2026年2月に「高精度翻訳」の翻訳精度向上で「従来型翻訳」に比べて修正の手間が8割以上削減される大型のアップデート(高精度モード:修正必要率センテンス数=19.61%→1.58%、修正必要率ワード数=5.76%→1.05%)を実施していたが、今回新たに追加した新機能であるエージェンティックAIを搭載した「超高精度(熟考)」モードでは、修正必要率センテンス数は高精度モードの1.58%から0.05%へさらに低下し、修正必要率ワード数も同1.05%から0.004%に低下している(同社内検証)。なお、センテンス数ベースでの修正必要率0.05%とは、100~200ページに1センテンス程度のみの修正必要箇所の発生に相当する。
同社では、2025年12月4日に開示した新ビジョン「人手修正不要な翻訳AI」の実現に向けて、重要な機能の追加を進めてきた。同社では当初、1~3年以内の完全自動翻訳の実現を目指して開発を加速させていたが、今回のアップデートによって達成時期が大幅に前倒しされ、最短1カ月、遅くとも半年以内に達成する見込みとなった。同社では、今回の新機能は新ビジョン「人手修正が不要な翻訳AI」の実現に大きく近づく機能であり、「人手修正が不要な翻訳AI」が完成間近となったとしている。
今回追加された「超高精度(熟考)」モードでは、従来の「高精度」モードをはるかに上回る精度となる。また、このモードでは翻訳結果の品質を自動判定し、誤訳の可能性があると判断された箇所をマーカーで表示、誤訳の可能性があると判断された箇所について、訳出に対する意見と別訳文案を表示する機能が新たに追加されている。これにより、翻訳結果のどこを確認・修正すべきかが一目で分かるようになり、従来必要だった人手チェック作業の負担を劇的に削減することが可能になる。
今回のアップデートによる業績への影響としては、中長期の期間において同社の収益に大きく寄与する可能性がある。同社の翻訳AI事業の収益の中核をなす部分が長期利用のロイヤル顧客であり、大型アップデートが収益アップに直結しやすい素地がある。同社では、中長期の期間において、売上高が10%以上の増収となる可能性も想定している。
なお、2026年2月通期の売上高は前期比で約10%増の4,487百万円で過去最高売上を更新し、営業利益は同1.8倍増の214百万円と増収増益に転じる見込み。同社ではAIとメタバース事業とM&Aでの成長により、2028年2月期の売上高で13,400百万円を目指している。10年以上の長期スパンであると、売上100,000百万円以上が目標となる。M&Aも多用されるであろうことで、利益は読み難いものの、実力値として最低限確保できるであろう営業利益率10%を2028年2月期で達成し、これも最低限の数値となるであろう上場企業の平均PER15倍が付いたとした場合、時価総額は120億円を上回る(現在52億円)。
短中期戦略では、成長可能性の高い4つの戦略領域を掲げている。(1)人手修正の要らない翻訳AIについては、2025年12月4日に子会社ロゼッタにて新ビジョン「人手修正が不要な翻訳AI」が発表され、今回のプレスリリースも含めて開発ペースが加速している。(2)製薬特化垂直統合エージェントAIについては後述の通り、特化型AI(製薬文書作成)の競争優位性を強みに順調に受注拡大中だ。(3)建築特化垂直統合エージェントAIでは、関連会社の四半期黒字化達成と、メタリアルグループとのシナジーで本格成長段階に入る。(4)事業創出全自動AIでは、事業創出の完全自動化に向けた開発を着実に進める。今回の(1)については最も短期で数値が明確化する領域であり、(4)については前例のない大きなチャレンジとなるが達成できたら同社のステージが大きく変わる。
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