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NY債券:米長期債相場は弱含み、消費者はインフレ持続を警戒

2025年09月13日 07:02 市況・概要

*07:02JST NY債券:米長期債相場は弱含み、消費者はインフレ持続を警戒 12日の米国長期債相場は弱含み。米ミシガン大学がこの日発表した9月消費者信頼感指数速報値は55.4に低下したが、1年先の期待インフレ率は4.8%で横ばい、5年先は3.9%で8月実績を上回ったため、インフレ持続が意識されたようだ。この結果を受けて長期債利回りは強含みとなった。消費者は事業環境、労働市場、インフレに対するリスクの高まりなどを引き続き警戒しているようだ。イールドカーブはスティープニング気配で推移。

CMEのFedWatchツールによると、12日時点で10月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.75-4.00%となる確率は81%程度。12月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%以下となる確率は78%程度。10年債利回りは4.028%近辺で取引を開始し、4.024%近辺まで低下した後、米国市場の中盤にかけて4.082%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.064%近辺で推移。

イールドカーブはスティープニング気配。2年-10年は51.40bp近辺、2-30年は112.80bp近辺で引けた。2年債利回りは3.56%(前日比:+2bp)、10年債利回りは4.06%(前日比+4bp)、30年債利回りは、4.68%(前日比:+2bp)で取引を終えた。

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