日経平均は472円高でスタート、三井物や東京海上などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;37868.57;+472.05TOPIX;2777.36;+29.24
[寄り付き概況]
18日の日経平均は472.05円高の37868.57円と3日続伸して取引を開始した。前日17日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は353.44ドル高の41841.63ドル、ナスダックは54.57ポイント高の17808.66で取引を終了した。小売売上高が予想を下回ったもののプラス圏回復で、警戒された程悪化せず安心感に寄り付き後、上昇。ダウは中国の小売り売上高の改善に加え、同政府が消費支出拡大する支援策を計画しているとの報道が支援となり、続伸した。ナスダックは、開発者会議「gtc 2025」でのエヌビディア(NVDA)最高経営責任者(CEO)の基調演説を控えた神経質な展開に一時下落も、連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待を受けた買いや押し目買いに上昇に転じた。相場は終盤にかけ、上げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価の支えとなった。また、外為市場で1ドル=149円40銭台と、昨日15時30分頃と比べ60銭ほど円安・ドル高方向に振れていることが安心感となった。さらに、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社が商社株を買い増したことも市場心理を明るくした。一方、日経平均は昨日までの続伸で600円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすかった。また、明日は日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。今日はTalentX<330A>が東証グロースに上場した。
セクター別では、輸送用機器、保険業、卸売業、証券商品先物、非鉄金属などが値上がり率上位、海運業が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、三井物<8031>、三菱商<8058>、丸紅<8002>、住友商<8053>、ルネサス<6723>、伊藤忠<8001>、東京海上<8766>、トヨタ<7203>、MS&AD<8725>、ホンダ<7267>、日産自<
7201>、三井住友<8316>、レーザーテック<6920>などが上昇。他方、東電力HD<9501>、三越伊勢丹<3099>、IHI<7013>、三菱重<7011>、DeNA<2432>、三菱電<6503>、任天堂<7974>、ゆうちょ銀行<7182>、楽天銀行<5838>などが下落している。
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