米国株安や円高進行を受けて利食い売りが先行か、米中高官協議には注目
*08:25JST 米国株安や円高進行を受けて利食い売りが先行か、米中高官協議には注目
[本日の想定レンジ]
6日のNYダウは389.83ドル安の40829.00ドル、ナスダック総合指数は154.58pt安の17689.66pt、シカゴ日経225先物は連休前の大阪日中比60円安の36750円。本日は米国株安や円高進行を背景に利食い売りが先行して始まりそうだ。連休前は、マド開けを伴う買い先行から上値を伸ばし、心理的な節目の37000円に急接近した。その後は連休を前に持ち高調整売りなどが出たものの、3月下旬の急落で空けたマドである28日の安値(36864円)を埋め、ローソク足は陽線を形成した。ただ、本日は外部環境の悪化に加え、連休前の2日までに7連騰した反動から目先の利益を確保する売りが先行するだろう。また、トランプ米大統領の高関税政策への警戒感が拭えていないほか、日本時間あす未明に発表される米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果やその後のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の会見内容も確認したいと考える投資家も多く、東京市場の上昇基調は一服すると想定される。ただ、米政府は「米中高官が貿易問題を巡る協議をスイスで行う」と発表しており、協議内容次第では、米中貿易摩擦激化の回避につながる可能性もあり、関連報道が引き続き注目され、相場にも好影響を及ぼすことも予想される。上値のめどは、心理的な節目の37000円や75日移動平均線の37152円、下値めどは、5日線の36174円や心理的な節目の36000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限37000円-下限36500円
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