米国株見通し:伸び悩みか、雇用情勢を見極め
2025年09月30日 14:01
市況・概要
*14:01JST 米国株見通し:伸び悩みか、雇用情勢を見極め
(13時30分現在)
S&P500先物 6,710.50(-3.00)
ナスダック100先物 24,831.00(-6.75)
米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は23ドル安、米金利は下げ渋り、本日の米株式市場は売り先行となりそうだ。
29日の米株式市場は続伸。ダウは68ドル高の46316ドルで引け、ナスダックとS&Pも上昇した。前週末のコアPCE価格指数が予想通りとなり連邦準備制度理事会(FRB)の年内追加利下げ期待が広がるなか、金利低下を背景にハイテク株が買われた。エヌビディアやアマゾンなど主力株が堅調で、景気敏感株の一角にも買いが入り相場を支えた。一方、米連邦政府の一部閉鎖リスクが重荷となり、取引時間中はマイナス圏に沈む場面もあった。
本日の米株は伸び悩みか。今晩発表の経済指標で、JOLTS求人件数が堅調なら雇用市場の底堅さが意識されやすい。半面、消費者信頼感指数は悪化が予想される。FRBの追加利下げを見込んだ買いは残るものの、今週後半の雇用統計を控えて積極的な動きは限定されそうだ。FRB高官からはインフレ圧力を懸念する声もあり、タカ派的発言が相場の抑制要因となる可能性もある。政府機関閉鎖を巡る不透明感も注視され、つなぎ予算の行方は投資家心理の重石となる。
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