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米国株高や円安を映して買い戻し先行も上値の重い展開の続く

2025年06月04日 08:25 銘柄/投資戦略

*08:25JST 米国株高や円安を映して買い戻し先行も上値の重い展開の続く [本日の想定レンジ]
3日のNYダウは214.16ドル高の42519.64ドル、ナスダック総合指数は156.354pt高の1
9398.96pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比250円高の37760円だった。本日は米国株の上昇や円高一服を映して買い戻しが先行して始まることが想定される。前日は米国株高などを映して買いが先行して始まったものの5日移動平均線(37807円)を上値に上値の重さが意識され、下げに転じ安値引けとなった。ただ、25日線(37292円)は割り込まず、底堅さも確認された。一方、グロース指数は年初来高値を更新したほか、スタンダード指数は上場来高値を更新し、中小型株物色は活発だった。
本日は前日の米国市場で半導体関連株中心に買われた流れが波及し、ハイテク株に投資資金が集まることが想定される。また、1ドル=144円前後と前日の夕方に比べ1円超円安が進んでいることも輸出採算の改善を期待した買いも想定される。しかし、週内に行われるトランプ米大統領と中国の習近平国家主性の電話会談の行方が気掛かりで積極的に売り買いを手掛ける雰囲気にはつながらず、関税関連報道に振り回される状況に変化はなく、主力の大型株を敬遠し中小型株シフトが加速していくことも想定され、全般は狭いレンジ内の動きになりそうだ。上値のめどは、5日線や200日線(37832円)や節目の38000円、下値のめどは25日線や節目の37000円などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限37900円-下限37300円 <SK>

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