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買い戻し先行も戻りは限定的か

2025年09月04日 08:25 銘柄/投資戦略

*08:25JST 買い戻し先行も戻りは限定的か [本日の想定レンジ]
3日のNYダウは24.58ドル安の45271.23ドル、ナスダック総合指数は218.10pt高の21497.73pt、シカゴ日経225先物大阪日中比100円高の42110円だった。本日は米ハイテク株高を受けて買いが先行して始まりそうだ。前日は米国株安や国内政局の先行き不透明感などから売られ、約1か月ぶりに42000円台を割り込んだ。ローソク足は陰線を形成し、下値抵抗帯として意識された25日移動平均線(42166円)をも下回った。日経平均が節目の42000円を下回ったことで、センチメントの悪化が懸念される。ただ、前日の米国市場では、ハイテク株が堅調に推移したため、東京市場もテック株には買い戻しの動きが想定される。一方、欧米では、財政悪化懸念から長期金利は上昇傾向にあるため、債券市場が不安定な動きとなれば、株式市場にもリスク回避的な動きにつながる可能性もあり、戻りは限定的にとどまることも予想される。むしろ、金利の上昇基調が一段と強まれば、日経平均は41000円近辺まで調整が続く可能性があることを意識しておきたいところだ。上値のめどは、心理的な節目の42500円や43000円、下値のめどは、心理的な節目の41500円や41000円などが挙げられる。

[予想レンジ]
上限42300円-下限41800円

<SK>

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