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米ハイテク株高などを映して買い優勢【クロージング】

2026年05月12日 16:54 市況・概要

*16:54JST 米ハイテク株高などを映して買い優勢【クロージング】 12日の日経平均は3営業日ぶりに反発。324.69円高の62742.57円(出来高概算28億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場の流れを受け、東京市場もテック株中心に買い優勢となった。日経平均は前場中盤に向けて上げ幅を広げ、63218.51円まで上値を伸ばした。ただ、前日の高値を抜けなかった他、中東情勢の懸念もあり、利食い売りが膨らみ前場終盤には62158.43円とマイナスに転じる場面もあった。ただ、半導体関連株が買い直されたほか、好決算銘柄への物色も活発で、売り一巡後は62700円前後で堅調に推移していた。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が800を超え、全体の5割超を占めた。セクター別では、その他金融、非鉄金属、石油石炭、卸売など20業種が上昇。一方、水産農林、小売、食料品、空運など13業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>、イビデン<4062>、ファナック<6954>が概ね堅調だった半面、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>などが軟調だった。

前日の米国市場は、主要3指数はいずれも上昇。半導体セクターが相場をけん引し、SOX指数も最高値を連日更新した。東京市場もこの流れを引き継ぎ、日経平均の上げ幅は一時800円を超えた。しかし、複数の米メディアが「アラブ首長国連邦(UAE)がイランに対して軍事攻撃を実施していたことが分かった」と伝えたため、中東情勢の緊迫化懸念が台頭したほか、買い一巡後は利食い売りが膨らみ、前場終盤に向けては下げに転じ、日経平均の下げ幅は一時250円を超える場面もあった。ただ、後場に入ると、市場予想を上回る決算を発表した古河電<5801>がストップ高まで買われ、他の電線株に波及するなど好決算銘柄への物色が活発だった。

日経平均は上昇したが、値がさハイテク株の寄与を割り引けば、全体感としてはやはり想定通り値固め的な展開だったと言えるだろう。韓国のサムスン電子の労働組合を巡る動きもやや気がかりではある。とはいえ、14日の米中首脳会談を控えながらも、好業績企業や株主還元に積極的な企業などには物色がみられており、市場マインドは想定よりも強気を維持しているとみてよさそうだ。


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