NY株式:NYダウは114ドル高、大幅利下げ期待
*05:32JST NY株式:NYダウは114ドル高、大幅利下げ期待
米国株式市場は反発。ダウ平均は114.09ドル高の45514.95ドル、ナスダックは98.31ポイント高の21798.70で取引を終了した。
金利の低下を好感し、寄り付き後、上昇。ただ、今週発表が予定されている消費者物価指数(CPI)や生産者物価指数(PPI)待ちで様子見気配も強く、終日売り買いが交錯した。同時に、労働市場の減速で9月連邦公開市場委員会(FOMC)での大幅利下げ期待も高まり特にハイテクを支え、相場は底堅く推移し、終盤にかけ上げ幅を拡大。ナスダックは過去最高値を更新し終了した。セクター別では半導体・同製造装置、小売が上昇した一方、電気通信サービスが下落。
衛星広域帯通信ソリューション会社のエコスター(SATS)は電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)の最高経営責任者(CEO)、マスク氏が運営するスペースXが170億ドルで周波数帯を取得することで合意し、大幅高。通信のATT(T)やワイヤレスネットワーク会社のTモバイル(TMUS)は競争激化を警戒し、それぞれ売られた。
テクノロジー会社のアップラビン(APP)や金融サービスプラットフォームを提供するロビンフッド・マーケッツ(HOOD)はS&Pダウ・ジョーズ・インデックスが22日付で両社株をS&P500種指数に組み入れると発表し、それぞれ上昇。ダウンジャケットなどの衣料小売り、カナダグース・ホールディングス(GOOS)はアナリストの投資判断引き上げで上昇した。金融のPNCファイナンシャル・サービシズ・グループは地銀のファーストバンク・ホールディング(株式非公開)を41億ドルで買収することで合意したと発表し、下落。
NY連銀が発表した8月消費者調査で1年インフレ期待率は3.2%と、7月3.09%から上昇した。
(Horiko Capital Management LLC)
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