新興市場銘柄ダイジェスト:GVATECHは反落、デリバリコンサルがストップ高
*16:08JST 新興市場銘柄ダイジェスト:GVATECHは反落、デリバリコンサルがストップ高
<298A> GVATECH 553 -22
反落。AI契約書レビューサービス「LeCHECK」を提供するリセとの業務提携を発表し、買い先行も上値は重い。第1弾として、同社が提供する法務オートメーション「OLGA」および「LeCHECK」の販売パートナーシップを構築し、連携した営業活動で市場展開していく。今回の業務提携を通じて、両社の強みを生かし、より多くの企業に、専門性が高く総合的な法務DXサービスの提供を推進し、これにより法務部門の業務のみならず、全社的な法務関連業務の効率化と質の向上を支援していくとしている。
<6090> HMT 801 -6
反落。「ヘルスクレーム予測パッケージ」に、機能性予測の精度を大幅に向上させる新アルゴリズムを搭載したサービスの提供を開始したと発表したが、株価への反応は限定的となっている。小規模なヒト試験「目利き臨床試験」や本格的な臨床試験から得られる代謝物変動情報を活用し、素材が持つ機能やヘルスクレームを直接的かつ網羅的に予測することを可能にし、大規模臨床試験で期待する成果が出ないというリスクを軽減し、ダブル・トリプルのヘルスクレーム予測を通じて素材のさらなる価値向上に貢献する。
<9240> デリバリコンサル 446 +80
ストップ高比例配分。20日の取引終了後、アクセンチュアとの販売代理店パートナーシップ契約の締結を発表し、好感されている。アクセンチュアは、「テクノロジーと人間の創意工夫で、まだ見ぬ未来を実現する」をパーパスに掲げ、生成AIを中心に据えた全社変革の豊富な知見を有する総合コンサルティング企業。同契約により、アクセンチュアが保有するソフトウェアの一部を日本国内で販売する正規代理店として、共同で市場拡大を目指し、一層多様な業界・業種の顧客のDX推進に貢献するとしている。
<5242> アイズ 1822 -14
続落。YouTube案件のマッチングプラットフォーム「Talema.(タレマ)」のクリエイターのチャンネル登録者数が2億3,000万人を突破したことを発表したが、株価へのポジティブな反応は限定的となっている。Talema.の登録クリエイター数は1,750組以上にのぼり、ジャンルはエンタメ、ゲーム、グルメ、ビューティーなど多岐にわたる。25年2月から6月現在で登録しているクリエイターのチャンネル登録者数は約1,600万人増加し、この度合計2億3,000万人を突破したとしている。
<4576> DWTI 121 +1
もみ合い。同社が創製したRhoキナーゼ阻害薬「リパスジル塩酸塩水和物」を有効成分とする点眼剤「K-321」が、ライセンスアウト先の興和より、グローバル第III相臨床試験で被験者への投与が完了した旨の連絡を受けた。同試験は、米国・欧州等の複数の国・地域のフックス角膜内皮変性症患者を対象に、デスメ膜剥離手術後、同剤を点眼投与した際の有効性や安全性についてプラセボと比較して評価することが目的。現在、二重遮蔽下にて経過観察中であり、26年3月末までに被験者の経過観察が終了する予定である。
<4889> レナサイエンス 2095 -8
続落。皮膚血管肉腫に対するパクリタキセルとRS5614併用の第II相治験における症例登録完了を発表した。今回の治験は、1次治療無効(根治切除不能でパクリタキセル無効)の皮膚血管肉腫患者を対象にパクリタキセルとRS5614との併用投与の有効性及び安全性を検討する第II相医師主導治験で、25年6月19日に予定通り16例の登録が完了した。今後、投与期間(28週間)を経て、同試験の評価、データ解析の結果を治験総括報告書に纏める予定としているが、地合いの悪さに押され売りが優勢となっている。
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