東証グロ-ス指数は大幅反発、新興株に物色向かう
*16:58JST 東証グロ-ス指数は大幅反発、新興株に物色向かう
東証グロース市場指数 808.64 +14.59/出来高 2億1563万株/売買代金 1207億円東証グロース市場250指数 631.21 +11.95/出来高 8649万株/売買代金 891億円
本日のグロース市場は、東証グロース市場指数、東証グロース市場250指数は大幅反発、値上がり銘柄数は387、値下り銘柄数は161、変わらずは43。
本日のグロース市場は堅調な展開となった。前日18日の米国市場のダウ平均は続落。11月NAHB住宅市場指数が予想外に改善したことや根強い成長期待が支えたが、ダウは利益確定売りに押され、終日軟調に推移した。ナスダックは電気自動車メーカー、テスラ(TSLA)の上昇や長期金利の低下、半導体エヌビディア(NVDA)の決算を期待した買いが支援し上昇した。
まちまちとなった米株市場を横目に、東証グロース市場指数は反発してスタート。朝方に上げ幅を広げるとその後も買い優勢の展開が続いた。後場以降も高値圏での推移が続いて、終日プラス圏で堅調に推移した。日経平均株価やTOPIXもプラス圏で推移したが、トランプ次期政権の動向による米中関係の緊張を警戒するなかで大型株が手掛けづらくなっており、出遅れ感のある内需株が多い新興株に見直し買いが向かったようだ。また、決算発表も一巡して、好決算・好材料を出している個別株中心に注目が集まった。
個別では、緑内障治療剤の米国後期第2相臨床試験に関する結果を発表したデ・ウエスタン・セラピテクス研究所<4576>が44%高でストップ高に、創業20周年記念の株主優待実施を発表したエルテス<3967>が17%高のストップ高となった。また、自社株買い実施を発表したGMOフィナンシャルゲート<4051>が15%高となった。時価総額上位銘柄では、ライフネット<7157>やカバー<5253>などが堅調に推移、値上がり率上位には、リニューアブル・ジャパン<9522>、アジャイル<6573>、BBDイニシアティブ<5259>などが顔を出した。
一方、売り優勢の展開が続いて直近値を下げているクオリプス<4894>が15%安で値下がり率トップに、直近大幅に上昇していたSchoo<264A>が利食い売り優勢から7%安となった。また、前日急騰したブルーイノベーション<5597>も利食い売り優勢から4%安となった。時価総額上位銘柄では、トライアル<141A>やGENDA<9166>などが軟調に推移、値下り率上位には、セルシード<7776>、THECOO<4255>、サイバー・バズ<7069>などが顔を出した。
東証グロース市場Core指数では、ライフネット、カバー、タイミー<215A>などが上昇した。
[東証グロース市場 上昇率・下落率上位10銘柄]
・値上がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 9522|リニューアブルJ | 1246| 508| 68.83|
2| 4576|DWTI | 97| 30| 44.78|
3| 6573|アジャイル | 123| 30| 32.26|
4| 3967|エルテス | 659| 100| 17.89|
5| 5259|BBDI | 1187| 167| 16.37|
6| 241A|ROXX | 1405| 195| 16.12|
7| 4884|クリングル | 904| 124| 15.90|
8| 9236|ジャパンM&A | 1116| 150| 15.53|
9| 4051|GMO-FG | 7510| 1000| 15.36|
10| 260A|オルツ | 573| 73| 14.60|
・値下がり率上位10位
|コード|銘柄 | 現値| 前日比| 前比率|
1| 4894|クオリプス | 4275| -785| -15.51|
2| 7048|ベルトラ | 302| -30| -9.04|
3| 264A|Schoo | 962| -74| -7.14|
4| 7776|セルシード | 495| -36| -6.78|
5| 4255|THECOO | 716| -49| -6.41|
6| 269A|Sapeet | 3205| -200| -5.87|
7| 7069|サイバー・バズ | 726| -38| -4.97|
8| 5597|ブルーイノベ | 770| -38| -4.70|
9| 244A|グロースエクスパ | 2349| -109| -4.43|
10| 4069|BlueMeme | 920| -37| -3.87|
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