日経平均は反落、売り先行も次第に下げ幅縮小
*12:26JST 日経平均は反落、売り先行も次第に下げ幅縮小
日経平均は反落。125.14円安の45629.79円(出来高概算9億2395万株)で前場の取引を終えている。
25日の米国株式市場は続落。ダウ平均は173.96ドル安の45947.32ドル、ナスダックは113.16ポイント安の22384.70で取引を終了した。国内総生産(GDP)や雇用関連指標が強く速やかな利下げ期待が後退し、寄り付き後、下落。長期金利の上昇が嫌気されたほか、つなぎ予算審議が難航し政府機関閉鎖リスクが高まったことも売り材料となり終日軟調に推移し終了した。
米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は120.73円安の45634.20円と反落して取引を開始した。寄付き後は売り圧力が先行したが、為替が1ドル=149円台後半と円安方向で推移したことや、配当・優待の権利付最終日を控えた押し目買いの存在も意識され、指数は次第に下げ幅を縮小した。
個別では、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>、コナミG<9766>、富士フイルム<4901>、テルモ<4543>、日東電<6988>、信越化<4063>、ダイキン<6367>、バンナムHD<7832>、味の素<2802>、豊田通商<8015>、任天堂<7974>、三菱商<8058>、住友不<8830>、KDDI<9433>などが上昇。
一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ディスコ<
6146>、中外薬<4519>、レーザーテク<6920>、大塚HD<4578>、エムスリー<2413>、第一三共<4568>、フジクラ<5803>、スクリン<7735>、HOYA<7741>、トレンド<4704>、アステラス製薬<4503>、住友ファーマ<4506>などが下落。
業種別では、不動産業、鉱業、証券・商品先物取引業などが上昇、非鉄金属、医薬品、電気機器などが下落した。
後場の日経平均株価は、下値を意識したもみ合い交じりの推移が予想されよう。
為替は1ドル=149円台後半で推移し、円安基調が続けば下支え要因となる。一方、週末要因に加えて、本日は米国で8月個人所得・個人支出・デフレーターなどの経済指標が発表となるため、次第に買い圧力が弱まる可能性もあろう。そのほか、権利取りに伴う売買動向や外資系の売買動向も後場の需給バランスを左右しそうななか、強弱入り混じる展開を想定しておきたい。
<AK>
