NY債券:米長期債相場は弱含み、1月の利下げ確率は低下
2025年12月20日 08:01
市況・概要
*08:01JST NY債券:米長期債相場は弱含み、1月の利下げ確率は低下
19日の米国長期債相場は弱含み。報道によると、米ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は米CNBCのインタビューに対し、「追加利下げを実施する緊急性は感じていない」、「これまでに実施した利下げにより、インフレを抑制しながら冷え込みつつある労働市場を支える上で極めて良好な状況が整った」と述べたことが材料視された。12月に物価上昇率が加速する可能性があるとの見方も残されている。イールドカーブはまちまちの気配。
CMEのFedWatchツールによると、19日時点で来年1月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.50-3.75%となる確率は78%程度。3月開催のFOMC会合で、FF金利の誘導目標水準が3.25-3.50%以下となる確率は56%程度。10年債利回りは4.122%近辺で取引を開始し、4.153%近辺まで上昇し、取引終了時点にかけて4.147%近辺で推移。
イールドカーブはまちまちの動き。2年-10年は66.60bp近辺、2-30年は134.30bp近辺で引けた。2年債利回りは3.48%(前日比:+2bp)、10年債利回りは4.15%(前日比+3bp)、30年債利回りは、4.82%(前日比:+2bp)で取引を終えた。
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