日経平均は3日続伸、政策の後押しで半導体銘柄が相場をけん引
*16:43JST 日経平均は3日続伸、政策の後押しで半導体銘柄が相場をけん引
日経平均は3日続伸。11日の米株式市場でダウ平均は65.57ドル高(+0.19%)、ナスダック総合指数は96.83ポイント高(+0.71%)、S&P500は18.71ポイント高(+0.43%)とそれぞれ4日続伸。米10年債利回りが2週間ぶりに4.5%台半ばまで低下し、これを好感しハイテク銘柄を中心に株価は上昇した。米国株高を引き継ぐ形で12日の日経平均は184.43円高からスタート。前日の米国ハイテク銘柄上昇を下支えに半導体銘柄を中心に上昇、岸田政権が半導体基金に3.4兆円を要求しているとの報道も支援材料となった。終日上昇傾向が続き終値はこの日の高値圏で大引けを迎えた。
大引けの日経平均は前日比558.15円高の32494.66円となった。東証プライム市場の売買高は14億7118万株、売買代金は4兆1765億円だった。セクターでは鉱業、海運、パルプ・紙が下落率上位に並んだ一方、電気機器・機械・輸送用機器が上昇率上位に並んだ。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の72%、対して値下がり銘柄は25%だった。
個別では、好調な決算内容からFPパートナー<7388>や吉野家HD<9861>が大幅反発、ローツェ<6323>・サイゼリヤ<7581>がストップ高。イビデン<4062>、トリケミカル<4369>、フジミインコ<5384>、サムコ<6387>、ソシオネクスト<6526>、芝浦メカトロニクス<6590>など半導体関連が上昇し、半導体業界が主要顧客の野村マイクロ<6254>も大幅上昇となった。その他、テクノスジャパン<3666>は年初来高値を更新、アイル<3854>、大阪ソーダ<4046>、エンプラス<6961>らが上昇した。東証スタンダードではKG情報<2408>や山大<7426>らが年初来高値更新。東証グロースでは、メドレックス<4586>やヘリオス<4593>らバイオ関連が上昇した。
一方、前日の大幅上昇からの反動でリズム<7769>が大幅下落。決算からコシダカHD<2157>、ライク<2462>、ABCマート<2670>、トレファク<3093>、コスモス薬品<3349>、松竹<9601>らが下落した。東証スタンダードでは、ケイブ<3760>が年初来安値更新、ユークス<4334>や丸千代山岡家<3399>らも下落。東証グロースでは、シリコンスタジオ<3907>、前日ストップ高となっていたロジザード<4391>が下落した。
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