日経平均は238円高でスタート、ソシオネクストやロームなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;36249.99;+238.53TOPIX;2543.89;+9.85
[寄り付き概況]
2日の日経平均は238.53円高の36249.99円と反発して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は反発。ダウ平均は369.54ドル高の38519.84ドル、ナスダックは197.63ポイント高の15361.64で取引を終了した。前日の大幅下落の反動で、寄り付き後、上昇。主要ハイテク企業の決算を控えた買いや、長期金利の低下を好感した買いに、相場は終日堅調に推移した。イスラエル、ハマス停戦の可能性との報道も一段の買い材料となり、終盤にかけて上げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が上昇した流れを引き継いだ。また、国内主要企業の決算発表が本格化し、好決算や好業績銘柄への物色意欲が高まっており、株価支援要因となった。一方、外為市場で1ドル=146円30銭台と、昨日15時頃と比べ40銭ほど円高・ドル安水準となったことが、東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、日経平均は昨日は下落したものの、依然、高値警戒感が意識された。さらに、米国で今晩発表される1月の米雇用統計や、来週も発表が続く企業決算を見極めたいとして、積極的な買いを手控える向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、精密機器、化学、不動産業、繊維製品、小売業などが値上がり率上位、海運業、鉱業、保険業、石油石炭製品、証券商品先物などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ソシオネクスト<6526>、ローム<6963>、アドバンテスト<6857>、サイバー<4751>、信越化<4063>、ディスコ<6146>、HOYA<7741>、スズキ<7269>、スクリーンHD<7735>、ルネサス<6723>、東エレク<8035>、日立<6501>、リクルートHD<6098>、ファーストリテ<9983>などが上昇。他方、京セラ<6971>、三菱自<7211>、商船三井<9104>、郵船<9101>、川崎船<9107>、イビデン<4062>、野村<8604>、東京海上<8766>、第一三共<4568>、三井物<8031>、三井住友<8316>、三菱商<8058>、三菱UFJ<8306>、デンソー<6902>などが下落している。
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