日経平均は176円高でスタート、太陽誘電や三菱重などが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;41366.79;+176.11TOPIX;2905.76;+11.20
[寄り付き概況]
16日の日経平均は176.11円高の41366.79円と反発して取引を開始した。東京市場が3連休中の前週末12日の米国株式市場で、ダウ平均は247.15ドル高、ナスダックは115.04pt高。6月生産者物価指数(PPI)が予想を上回ったものの、ミシガン大消費者信頼感指数や期待インフレ率の予想外の低下で大幅利下げ期待が強まり、株価を押し上げた。昨日15日のダウ平均は210.82ドル高、ナスダックは74.12pt高。暗殺未遂事件後、共和党大統領候補のトランプ氏が優勢との報道を受け規制緩和などの同氏が掲げている政策への期待が株価を支えた。
今日の東京株式市場は買いが先行した。東京市場が3連休中、米株式市場で12日、15日の2日間合計でダウ平均が450ドルを超す上昇、ナスダックが190pt近く上昇するなど、主要指数が堅調だったことが東京市場の株価の支えとなった。また、海外市場で米長期金利が落ち着いた動きとなっていることも東京市場の安心感となった。
さらに、日経平均は先週末12日に1000円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いも入りやすかった。一方、外為市場で1ドル=158円20銭台と、先週末12日15時頃と比べ80銭ほど円高・ドル安に振れたことが、東京市場で輸出株などの重しとなった。また、日経平均は先週末に大きく下げたものの、依然、短期的な高値警戒感が意識され、積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、保険業、石油石炭製品、鉱業、海運業、証券商品先物などが値上がり率上位、電気・ガス業、ゴム製品、小売業、繊維製品、医薬品などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、太陽誘電<6976>、三菱重<7011>、Sansan<4443>、IHI<7013>、川崎重<7012>、ファナック<6954>、村田製<6981>、ベイカレント<6532>、TDK<6762>、第一生命HD<8750>、MS&AD<8725>、INPEX<
1605>、第一三共<4568>、ルネサス<6723>などが上昇。他方、SHIFT<3697>、イオン<
8267>、ローツェ<6323>、中外薬<4519>、武田薬<4502>、ソシオネクスト<6526>、ダイキン<6367>、トーエネック<1946>、ファーストリテ<9983>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>などが下落している。
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