日経平均は441円高でスタート、中外薬やソフトバンクGなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;40047.15;+441.35TOPIX;2733.81;+27.61
[寄り付き概況]
15日の日経平均は441.35円高の40047.15円と4日続伸して取引を開始した。東京市場が3連休中の前週末11日の米国株式市場で、ダウ平均は409.74ドル高、ナスダックは60.89pt高。銀行の好決算を好感し、主要企業決算への期待感が株価を支えた。また、生産者物価指数(PPI)が年内の利下げ軌道を大幅に変える結果ではなかったことも安心感となった。昨日14日のダウ平均は201.36ドル高の43065.22、ナスダックは159.75pt高の18502.69。主要企業決算への期待が継続し、また、半導体エヌビディア(NVDA)の上昇が株価の支えとなった。
今日の東京株式市場は買いが先行した。東京市場が3連休中の米株式市場でダウ平均が2営業日合計で1.44%上昇し、東京市場の株価の支えとなった。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が同じく1.21%上昇、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が同じく2.61%上昇しており、東京市場でハイテク株や半導体関連株の株価支援要因となった。さらに、外為市場で1ドル=149円70銭台と、先週末11日15時頃と比べ1円ほど円安・ドル高水準となっていることが輸出株などの株価を支える要因となった。加えて、衆院選がきょう公示されることから、政策への関心が強まり物色意欲が高まるとの見方もあった。一方、日経平均は先週末までの3日続伸で600円を超す上げとなったことから、目先的な利益確定売りや戻り待ちの売りが出やすく、また、日経平均が節目とされる40000円に接近していることから、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。
セクター別では、銀行業、保険業、金属製品、電気機器、輸送用機器などが値上がり率上位、鉱業、石油石炭製品、鉄鋼が値下がりしている。東証プライムの売買代金上位では、中外薬<4519>、ソフトバンクG<9984>、りそなHD<8308>、スクリーンHD<7735>、レーザーテック<6920>、楽天グループ<4755>、東京海上<8766>、みずほ<
8411>、アドバンテスト<6857>、リクルートHD<6098>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、東エレク<8035>などが上昇。他方、INPEX<1605>、川崎重<7012>、SHIFT<3697>、IHI<7013>、7&iHD<3382>、日本製鉄<5401>、三菱重<7011>、フジクラ<5803>、川崎船<9107>などが下落している。
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