米株高などを背景に買い戻し先行か
*08:25JST 米株高などを背景に買い戻し先行か
[本日の想定レンジ]
29日のNYダウは68.78ドル高の46316.07ドル、ナスダック総合指数は107.08pt高の22591.15pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比40円高の45170円だった。本日は前日の米ハイテク株高などを映して買い戻しが先行して始まりそうだ。前日は配当落ちの影響で大幅に下落して始まったものの、人工知能(AI)関連株の一角が買われたことが相場を支え、節目の45000円台は維持した。ローソク足はマドを空けて小陰線を形成し、わずかに下向きに転じた5日移動平均線(45455円)を下回り、短期的な売り圧力の強さを窺わせた。ただ、前日の米国市場で主要株価指数は上昇しており、買い戻しの動きが先行して始まりそうだ。30日の会計年度末までにつなぎ予算が成立せず、米連邦政府が一部閉鎖する可能性が意識されており、先行き不透明感が東京市場でも相場の重荷になることが想定される。仮に米政府機関が閉鎖された場合、9月の雇用統計の発表を一時的に中止すると米労働省が明らかにしており、今後の利下げの可能性を見極めるため、市場は連邦準備制度理事会(FRB)当局者の発言や民間調査機関の雇用関連指標に一段と注目が集まる可能性がある。一方、きょうの終値で日経平均の銘柄入れ替えが行われる。入れ替えに伴うリバランス売買では差し引き1000億円超の買い需要が見込まれるため、大引けにかけては、買い圧力が強まることが想定される。上値のめどは、心理的な節目の45500円や46000円、下値のめどは、心理的な節目の44500円や44000円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限45500円-下限45000円
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