エヌ・シー・エヌ---Q2は減収なるも環境設計分野が2ケタ増収
*16:35JST エヌ・シー・エヌ---Q2は減収なるも環境設計分野が2ケタ増収
エヌ・シー・エヌ<7057>は14日、2026年3月期第2四半期(25年4月-9月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比1.3%減の38.00億円、営業利益が同85.6%減の0.12億円、経常損失が0.12億円(前年同期は1.18億円の利益)、親会社株主に帰属する中間純損失が0.27億円(同0.68億円の利益)となった。
住宅分野の売上高は23.35億円(前年同期比0.3%減)となった。中間連結会計期間のSE構法出荷数は429棟(前年同期比4.0%減)となった。また、SE構法出荷1棟あたりの平均売上金額が前年同期比3.9%増加した。また、SE構法登録施工店は新規に19社加入し、628社となった。
大規模木造建築(非住宅)分野の売上高は11.97億円(前年同期比8.5%減)となった。店舗などの木造非住宅のSE構法出荷数は、上期に出荷が予定されていた物件の工期が第3四半期以降に後ろ倒しになったことにより前年同期比17.8%減の60棟となった。一方で、構造計算出荷数は86棟(前年同期比3.6%増)と前年を上回った。 また、SE構法以外の大規模木造建築設計を扱う木構造デザインの構造計算出荷数は36棟(前年同期比20.0%減)となり、SE構法の構造計算出荷数とあわせて、非住宅木造建築物の構造計算出荷数は122棟(前年同期比4.7%減)となった。翠豊による大断面集成材加工、大規模木造建築施工に関する事業は、工事案件を予定通り引き渡しており、売上高は前年同期並みで推移している。
環境設計分野の売上高は1.99億円(前年同期比35.5%増)となった。中間連結会計期間における省エネルギー計算書の出荷数は、木造住宅、集合住宅及び非住宅木造物件向けに加えて、中古マンションのリノベーション物件向けの出荷数も増加したことにより2,194件(前年同期比25.9%増)と大きく増加した。また、長期優良住宅申請サポート件数についても317件(前年同期比17.4%増)と増加した。
2026年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比11.0%増の90.16億円、営業利益が同64.9%増の2.94億円、経常利益が同11.6%増の3.26億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同18.5%増の2.29億円とする期初計画を据え置いている。
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